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矢印は自分ではなくお客様に!

売り上げ増の為のダイレクトメールの出し方
 
商売をやっていて新規客を集めようとすると、まず考えるのが宣伝や告知です。新聞折込チラシや、ポスティング、最近ではフェイスブック、ユーチューブ、ライン、ティックトック等のSNSを使う方も増えてきました。

 
ダイレクトメールによる宣伝方法は、今なら●●プレゼント、●割引等の特典を入れて集客するやり方が一般的です。

 
一度お客様になって頂いた場合には、その後接触する機会を増やしてリピーターになっていただく努力をするのも多くのお店が行っていると思います。

誕生日おめでとうレターや、季節のあいさつ、売り出しの案内です。


さて、ここからが本題です。
 
考えてみると、お客様に何度も買っていただく努力は、見方を変えると、私のお店の売り上げを増やすためにお客さんのお金を使ってくださいとお願いしているように感じるのです。


直接そのようには伝えていないのですが、本心でお客様のためになるような商品を勧めているようには感じないのです。

私は昔婦人服の販売をやっていたのですが、仕入れるときにお客様(特にお得意様)を頭に浮かべて個々に似合いそうな仕入をするような感じではありませんでした。メーカーに今年流行しそうな商品を聞き、商品を中心に仕入れていたのです。

 
その為、ダイレクトメールを出す場合も全てのお客様に同じような文面で案内を送っていました。「素敵なデザインの商品が入荷しましたので是非ご来店ください」と言う感じの文面です。

 
あと付け加えるとしたら、売り出し期間中ご来店の方には、●●プレゼントというサービス品の事を書き、来店を促していました。

 
これらの行動や考え方はすべて矢印が自分の方に向いています。お店の売り上げを増やすにはどうしたらよいのかという考え方という事です。

 
本来ならお客様に喜んでいただくにはどうしたらという考え方(お客様に矢印を向けて)で案内を出さなければお客様は共感してくれません。


ではどうしたらよいのでしょうか?

 
一人一人をイメージした文面で書く事ではないかと思います。

 
●●さまのサイズに合い、しかも襟元が●●さま好みのデザインの新作商品が入荷しました。と書かれていたらその方個人にあてたメッセージとなるので、共感していただく確率が高くなります。

売り込みというよりも
自分への提案と感じてくれるのでは・・・。

 
このような文面にするには、もちろんお客様個々の好みやサイズ等を前もってリサーチしておく必要があるので、どちらかというとお得意さん宛ての案内という事になります。

 
お得意さんは、お客様全体の数パーセントか、せいぜい1割くらいだと思うので、そのくらいの手間はかけられるますよね。

 
お得意様は、元々来店頻度の高いお客様なので、ここまでやらなくてもある程度は来ていただけます。しかし自分あてに来た案内だと思っていただければ、さらに多くの方が来店していただけるはずです。

 
お得意様ですから、購入単価も他のお客様に比べれば高いと思うので、当然売り上げが増えるはずですよね。

 
今日は、商売をするときは「自分に矢印を向ける」のではなく「お客様に矢印を向けてみる」という話でした。
 
最後までご覧いただきありがとうございました(^^♪


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