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「音楽」との出会い 最終号

はじめまして!オサリバンです!
ライフワークとして、作詞・作曲・編曲・歌唱をしています。
いわゆる、「シンガーソングライター」です。
音楽にまつわる知識やノウハウを発信していきます。
よろしくお願いします!


教室にアコースティックギター

最高のバイトの思い出を胸に、はれて公立小学校の教員となった。
最初は2年生の担任をもつことになった。
さっそく、アコギを教室に持ち込んだ。


子どもたちは、マジマジとギターを見つめては、わたしに許可をとって触っていた。しばらくして、わたしはとんでもないミスに気付いた。


なんと!宝物のGibsonを教室に置いていたのである!


ヴィンテージを子どもがベタベタ触る、倒す、たたくかもしれない環境に置くとは、この罰当たりが!!!!Oさんに心の中で謝罪し、1か月後、安いJamesのアコギにスイッチした。Jamesは弾きやすいからオススメ。

James


クラスの歌を作り始める

新しい環境。子どもを相手にしたあわただしい日々。音楽の授業や休み時間に子どものために伴奏はしていたが、これまでの音楽の経験をもっと生かせないかを考えた。


学級目標の掲示物を眺めていた時に、思いついた。


「クラスの歌を作って、みんなで歌ったら最高じゃないか!」


これこそ、わたしができる、わたしにしかできない個性だ!
そう信じて、自宅で夢中になって作った。考えてみれば、誰かのために曲を書こうと思ったのが初めてだった。子どもから得た言葉を歌詞のヒントにしながら。子どもたちの喜ぶ顔や、歌いやすさなどを考慮しながら。
大切に大切に、記念すべき1作目を制作した。

楽曲制作

そして完成後、子どもの前で引き語りをした。
めっちゃ緊張したのを覚えている。
すると次の瞬間、「イェーーーい!先生、早く歌いたい!」と歓喜の声が教室に響いた。子どもの反応は素直。本当に喜んでくれているのを見て、心から「作ってよかった」と思えた。初めての感情だった。


それからというもの、毎年クラスの学級目標にちなんだ曲を作っている。
(ちなみに1年生を担任したときのみ、子どもから作り直しを命じられたのもいい思い出だ)卒業式歌もつくった。音楽会用曲なんで、デモを3曲も作った。すべて、子どもたちの喜ぶ顔を思い浮かべながら。


聞いた瞬間、その時にタイムワープできる力を音楽は持っていると信じている。「もう恋なんてしない」を聞くとあのドラマを思い出すように、「ロビンソン」を聞くと深夜のTVで心を奪われた瞬間に戻れるように。


そんな風に子どもたちにとって、「心の一曲」になってくれたら、わたしの音楽人生も無駄ではなかったと思える。むしろすべてが肯定される。そんな気がした。



音楽は永遠

わたしの音楽に関する「ストーリー」について書くのは終了となった。
音楽を始めた頃に描いていた景色とは、だいぶ違う景色にいる。


でも、音楽はいつも一緒だった。わたしの方から離れようとしたこともあったが、辞めなくて本当によかった。結果的に、わたしの音楽が人を笑顔にしている事実は、心の支えとなって今も背中を押してくれる。


今では先生バンドを組んで、毎年ホールを貸し切ってワンマンライブをするまでに浸透してきた。毎年満席。これもすべて、子どもたちや保護者のみなさんのおかげ。感謝の気持ちを忘れずに、これからもずっと音楽とともに生きていきたい。



音楽は、いつだってそばにある。

音楽は永遠


興味のある方は、ぜひYouTubeで聞いてみてください!
プロフィールのリンクから、どうぞ!


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