ビーカーに閉じ込められたノミの話

これは僕が高校時代の恩師から聞いた話です。

僕は当時場面緘黙症を患っていて、人と話すことが極端に苦手でいつも一人でいる性格でした。

とある学者の方がノミを使った実験をしたのですが、ノミをビーカーの中に入れると跳躍力で簡単に脱出することができてしまいます。

しかし、ビーカーにノミを入れてガラス板で閉じるとノミはガラスの壁に衝突して、脱出することができなくなります。その後、ノミは外に出ようと試みますが衝突を繰り返しているうちに、ガラス板に当たらないように飛び跳ねる高さが低くなっていきます。

そして、だんだん飛び跳ねることもやめていき、ガラス板を取り外してもこのときにはもう外に出ることも諦めてしまいます。

これを学習性無力感といい、高校時代の恩師は場面緘黙症で人と話すことができなかった自分にこの話を教えてくれました。

自分にとってこの話が糧になって今現在、自立支援に通っていたり、自分のできることは諦めずに続けようとすることに役立っているような気がします。

この話はふと思い出したのでブログで共有してみようかと思いました。みなさんにも諦めずにいろんなことに挑戦してみてほしいです。

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