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指しゃぶりを止めるまで

子供の指しゃぶりに悩む人へ向けた記事です。

指しゃぶりを止めさせようと思うに至るまで

僕の長男はこの記事を書いている時点で3歳5ヶ月になります。赤ちゃんの時から指しゃぶりが大好きで、いつの間にか右手の親指には立派な指だこが出来ていました。
ある日、保育園で歯科検診を受けた際に前歯が出ている事を示す上顎前突の気があると診断されました。昔、妻は歯を矯正した経験が有り、長男には苦労をさせたくないとの想いから、夫婦で指しゃぶりに立ち向かうことにしました。

指しゃぶりを止める迄の過程

指しゃぶりのバリエーションを示す

我が家が指しゃぶりを止めさせるためにまず取り組んだのは、長男から指しゃぶりの理由を聞き出すことでした。
長男に指しゃぶりの理由を尋ねると”指が美味しいから"という答えが返ってきました。口さみしい、或いは指しゃぶりすると気持ちが落ち着く等の回答を予測していたので、この回答を聞いた瞬間にこの取り組みは長くなることを確信しました💦
そこで、いきなり指しゃぶりを止めさせるのではなく、徐々に指しゃぶりを止めさせる方針を採りました。
まず、長男に指しゃぶりのスタイルは長男が行っていた関節まで吸うだけ方法だけではなく、親指の先端を軽く口に含むやり方もあるよ、と伝え長男が家に居る時、度々実演しました。
これを繰り返すことで長男は僕が実演すると、時折真似をしてくれるようになりました。

指だこを意識させる

次に、かかりつけの歯医者さんから教えて頂いた”くせさなえ”さんの”ゆびだこ”という絵本を買い、夜寝る前に時折読むようにしました。この絵本を読むことで、徐々に指だこが自分の親指に在る、と存在を長男に意識させることに成功しました。

プララのとんねるぶっぶーを読む

次に図書館でたまたま出会った武内祐人さんの”プララのとんねるぶっぶー”を読み聞かせました。この絵本は指しゃぶりと関係ないのですが、主人公のネズミのプララは前歯がかなり強調して描かれています。指しゃぶりをしているとプララになっちゃうかも、と伝えるとソレは嫌、という意志を示すようになりました。
ただし、この時点ではイヤと言いつつ、結局ことある事に指しゃぶりをしてしまい、改善傾向はありませんでした。

カーズのキャラクターが表紙の自由帳で指だこが無くなる

指しゃぶりをするのは褒められない事と自覚はしているが止められない、そんな時期が長いこと続きました。しかし、ひょんなことから転機が訪れます。ソレはカーズのキャラクターが表紙に描かれた自由帳との出会いでした。
長男は車が大好きで、カーズの映画を見たことはないもののカーズのキャラクターに興味を示した事が切っ掛けでその自由帳を買いました。
家で僕はこのキャラクターになりたいんだ、と長男がカーズのあるキャラクターを指さした時、今のままだとお隣に写っている歯が出ている車になっちゃうかも、と答えた時にその瞬間は訪れました。
長男が本気でソレは嫌という態度を示し、指しゃぶりの指の位置をこれまでの関節まで咥えることから口にそっと含む程度に切り替えたのです。
これは直ぐにいつものやり方に戻るだろうと思いましたが、長男は新しい指しゃぶり方法を継続するようになりました。そして、3才2ヶ月頃から明らかに指だこが小さくなり始めたのです。
その新しい指しゃぶりスタイルが確立してから歯医者さんに診ていただくと、遂に前歯の出っ張りが改善しているとコメントを頂けたのです😁

3歳5ヶ月の今

今も新しい指しゃぶりスタイルは継続しており、寝ている時の無意識の指しゃぶりも口に軽く含む程度で済み、指だこは完全に無くなりました。また、前歯は素人が見ても明らかに下がってきました。
指しゃぶりが無くなったわけでは有りませんが、出っ歯を防ぐ事に成功したので我が家としては大成功でした✌️
お子さんの指しゃぶりに悩まれている方が居られましたら、こんな例もあるんだな、と少しでも参考になれば幸いです。


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