気付けばほぼ一年自分の服を買っていなかった

子育てが始まってから子供達の成長を感じる出来事の一つが服のサイズアップだ。
一年経てば去年着ていた服は小さくなり、一つ大きなサイズの服が必要になる。
子供服は大人に比べ安いとはいいつつ着替えの頻度が多いので、トータルで掛かる費用を見れば大人の服に掛かるコストと大差は無い。

子供が生まれてから服を買い求める際の優先度は子供、妻、自分に変わっていった。
昔は多くの服を持っていないと安心出来ないでいたが、今はそんな気持ちは吹き飛んでしまった。

自分を着飾っていたのは女性にモテたかったからなんだろうな。
妻は1年を通じて似たような服を着ている僕を見て笑うような人ではないので、妻に受けてさえいれば構わないと思うようになったのも大きい。
そして気付けば殆ど自分の服を買わずに過ごすようになっていた。
流石に毛玉だらけでボロボロになったら買い換えるけど、それ迄は着倒している。
でも、そんな状態で何か困ったことは何も起きていない。
結局、服の数なぞ意味は無かったのだ。

服を気にしなくなってから僕の目線は他人の服ではなく、他人の顔であったり仕草等に目が向けられるようになった。
服を気にしていた時は何処のブランドの服を着ているかとか、どんなジャンルの服を着ているかが重要で、人となりを気にする事は無かった。
子供達もファッションを楽しんで欲しいが、服に囚われないで欲しい。
服に着せられているのではなく、人が服を着ているのだから。

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