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えほんの世界を旅したおはなし


9月12日火曜日
晴れ

身支度の最中に、
ふいに聞こえてきた小さな男の子の泣き声

「 いやだ〜!いやだ〜〜! 」
この声はお隣りの◯◯ちゃんだな…

幼稚園に行きたくないのかな?
お着替えするのがいやなのかな?
きらいな物を食べたくないのかな?
きっと何かがいやなんだろうな…

小さい子の特有の
「 いやだ〜 」
を耳にするたび、
“ いやいやえん “ を思い出す。

いやいやえんを思い出すたびに
読み聴かせをしながら
毎晩、物語の世界を子供たちと旅していたことを
懐かしく想う。

あの頃のように子供たちと
絵本の中の世界を旅することは
もうなくなったけれど
子供たちと過ごした宝物のような日々にもどり
自由に思い出の中を旅することはできる

彼らが今
創りだそうとしている世界のほんの片隅に
あの頃一緒に旅した絵本のなかに溢れていた世界が
ほんの少しでも役に立てていたなら
わたしは最高に嬉しく思う。

お隣の◯◯ちゃんの泣き声から
ふと
懐かしい過去に思いを馳せた朝でした。

あなたも
絵本の中の世界を旅したことがありますか?☺️




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