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還暦

高校同期会に思うこと


2024.2.22
昨年 還暦を迎えました。同窓生は今年の3月までには皆 還暦。
ということで今年1月3日に開催された田舎の高校同期会に思いきって参加しました。
何度か開催されていたけど、遠方のためなかなか参加できず、今回は還暦と言う節目ですから自分の中でも何か節目の感情を植えつけたいような思いもありました。

会えばあの頃に戻るなんて言いますが、確かに18歳のあの頃に気持ちは戻るけど、いかんせん、皆 立派なおじさん おばさんになり顔見ても誰かわからず(*_*)

やはり最後の3年生のクラスの仲間や部活の仲間の顔見ると感慨深いものがありました。それ以上に同じ小·中学を過ごしてこの同じ高校に入学した仲間に会えたのは何より嬉しく思い 話も弾みました。

3年生時の体育祭
伝統の人文字
掲げられた板絵は
美術部の描いたもの

今度は東京での高校同期会

田舎での同期会を終えて、還暦の思い出が残せたことにやはり参加してよかったなと思った次第です。

先週こちらの同窓生(東京支部)との飲み会も催され参加してきました。同じく還暦を自分たちで祝おうという名目の飲み会(^-^)

毎年暮れに、在京の総会·パーティーが都心で開かれるのですが、これは創立された旧制中学校と名乗る頃からの同窓会で総勢200名近くの参加があります。
50歳になったら開催幹事の役目がきて、そこで自分達の同期を探すのが最初の仕事。
こんなにいたのねと思いながら半年かけて皆で開催の準備をするのです。
ですので、そこで再会した同期ですから50歳から始まった飲み会です。
コロナ禍もあり途絶えていた飲み会の再開といったところでしょうか。
誰かが探しあててくれた新しい参加者もおり、おのおのの近況を発表し会いました。

やはり都会に出てきた人達は、理系の男子が多いことにあらためて気づきました。
田舎では学校の先生になってる人が多かった。あの頃、大学を出て教師になるのが私達の一般的な将来の夢でした。

で、やはり還暦。定年の時期ですから男性にはさまざまな変化があってました。
しかし皆優秀な人達で、上手に頼もしく自分の人生を歩いてました。

S君が車で来た

「Sが来てないけど始めるよ。車で来るんだって。駐車場あるかな」
皆「え~車?飲まんとかな」「なんで車で来るとや」
などと笑いがもれ宴は始まりました。

S君は中学も同窓生。ちょっと人見知りでシャイで、つっぱったところもありました。でも人前ではニコニコしてあまり多くをしゃべる人ではなかった。
10年前の 在京同窓会にも出席はせず、2次会にだけ顔を出した人。

皆の近況報告が終わった頃 彼はやってきました。「おー待っとったぞ!」と言われ、照れながら一番端に座りました。
三つ揃えのスーツ (*_*)に 髪もふんわりとボリュームあり、どこか業界の人みたいな印象でした。
でも相変わらずニコニコだけはしてて10年前より全体的に明るくなっていました。

彼の近況が面白かったのです。
大学は10日間しか通わずフラフラした時期を数年過ごし、さすがにこのまま終われないだろうと、好きだった車のことを勉強してカーレーサーもどきのようなことをやり、数人で
スポーツカーの販売などをやった。
その頃同じ同窓生のMのアパートに転がりこんだりもした。で、バブルの頃でいい思いはしたが、外国でワンボックスカーがたくさん走ってるのを見て日本もこれからはこんな車が需要があるはずと思い会社をつくった。
きちんと働いたことがなかったのでメチャクチャだったけど、最初は車の部品(?)を売ることから始め 今は車の外国との取り引きもしている。(もっといろいろな経緯を語ってましたが、忘れてしまった(^_^;)  )
とにかく 勉強嫌いでバカみたいなことばかりしてふわふわしながら今までやってこれた。

なんて話を聞いて「おい、なんか漫画にしたら面白い話しじゃん」と誰かが言ってました。こんな人もやっぱりいるんです。
面白いです。

私覚えてるか聞いたら、「ごめん、うっすら」10年前も同じことを言ったと思います。
同じ中学だった男性にも「あ、うっすら。ボーッと過ごしとったけん」と(^-^;

彼がやって来て座っていたのは、高校の同じクラスの男性達と遠い場所だったので、そばにいた私達と話した後、あちらに行くようにすすめました。彼らにも「S君そっちに行くから、席空けて下さいな」と私が叫びました。
自分から行くような人ではないだろうと
思ったからです。その後、同クラスだった男性陣と楽しそうに飲んでました。
彼は車を今夜泊まるお台場に置いて、ゆりかもめに乗って、宴会場の新橋まで来たそうです。

宴も終わり、居酒屋の出口で集合写真を撮ってお開き。
最後にS君が「連絡何でしたらいいですか」と私に敬語で聞いてきました。同窓生なんだから敬語なんて(^.^)  でも彼はそんな人なんですよね。LINEの交換した後思いました。

シャイなS君に よく話しかけた私。
嬉しかったんだろうなと。そしてたくさんの同窓生と話して、来て良かったと思ったんだろうなと。きっと縁のあった人達皆60歳、そんな節目にやっぱり行ってみようと思ったんだ。私が田舎の同期会に参加した思いと同じで。

LINE交換しても、自分から連絡する人ではないのはわかってます。
だから、次回会った時に「何も連絡こなかったんですけど」なんて冗談を言ってやれば、必ずニコニコと答えてくれるはず。
そんなS君なのですから 

会えてよかった  (^_^)v

卒業アルバムより

#還暦 #卒業 #同窓会 #同期会  










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