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恋愛破滅型女のブレーキのかけ方


恋愛破滅型…

これわたし…


どれだけ好きでも、相手の軽薄な言動や行動が垣間見られたらすぐにこの関係性を壊したくなって、切りたくなってしまう


こいつ、もういらんなって


これがわたしの恋愛事情において、一番ダメなとこだと分かってる


とにかく堪え性がない、すぐに見限る、見限るという時点で上から目線で、プライドが勝ってしまって、寛容さを失くす…


好きなのに、いい人なのに、気を緩めた時に出た聞いてもいない本音を聞かされると、今すぐにでもこの場から立ち去りたくなる


男は、バカ正直だから、あるいは嘘をつかないことが誠実さだと思い込んでいるから、女が喜ぶ言葉や、女を悲しませないような言葉を選んで言えない 


何も考えずに発してるのかもしれないけど、思ってないことは言えない、みたいな、本音の本音を男が言ってきたら、女の情熱は一気に冷める あるいは、カチンときてしまう

人間関係、誰にでもそうだが、本音の本音は隠して付き合うし、言ってはいけないことは絶対に存在する 彼女だからって、言っていいってことにはならない

わたしのnote初投稿の『仕事は出来るのに恋愛は上手く行かない男の心理』にも書いたが、他の人間関係にはしないことを、恋人だからという理由で、自由奔放にやってはいけない 一線上にあるのが、人と人の繋がりなのだから


しかし、男がそうだからと言って、ひとつの言葉、ひとつの事象を彼の全てだと決めつけ、もう彼という人が非情なやつにしか見えなくなって、デッカいハンマーでこの関係を破壊し、粉砕することは、決して正しいことではない


何故なら、そのひとつの言葉や事象は、彼の本音の本音かもしれないが、その裏にもうひとつ隠された本心があるかもしれないからだ
自身でも気が付いていない深層心理がそうさせている可能性もあるし、意識的に本音の後ろにやった本心があるのかもしれない


つまり、本心を見抜かれたくない、情けない男だと思われたくない、あなたにハマることへの恐れ、意地を張って拗ねていじけて出た言葉や行動であり、彼の正直な本音の裏に隠された、これが彼の本当の気持ち


どうしても人は人の表面だけに目を向け、それが嘘偽りのない姿だと錯覚する だけれども、人はもっともっと深い生き物で、軽く見えても重い、優しく見えても冷たい、好きじゃないように見せて本当は好き…そんな相反する両極の部分を持ち合わせていて、一概にこの人はこんな人だと決めつけてはいけないのと同じで、言葉も行動も、もっと深く見ていけば、理解も深まる


って、それわかってるなら破壊すんなよ


ね?


理解を深めるどころか、瞬間湯沸かし器の如く、ハンマー振り翳して木っ端微塵に打ち砕く それも何回も…


流石にこれではダメだと気付いて、こんな瞬間が訪れた時にわたしが身に付けた破滅回避法は


一旦、スマホを置く


会っている時は喧嘩はしないから、日常のLINEか電話で発生するこの事例において、一旦ワンクッションを置く為に、話すことをやめて、3時間くらい、またはそれ以上時間を取って、じっくりと考えてみる

見切り発車で、思い立ったが吉日みたいな性分をわかって、そこを封じ込める為に、時間さんに頼る


時間を置くと見えてくるものがある

彼の本心や、今起こっていることの重大さ、またはしょーもなさ


本当に破壊していいのか?彼は本当にそこまで悪いことを言ったのかしたのか?彼と別れても大丈夫わたし?彼がいなくなってもやっていける?


時間さんがわたしに冷静さをもたらし、先程までの勢いを止めてくれる


恋愛は人生においてのデザートだ


なくてもいいし、あってもいい


どちらかと言えばあった方がいいけれど、もうお腹いっぱいなら、好みじゃないなら食べなくてもいい


前菜があって、メインディッシュをお肉かお魚か選び、パンかライスを選ぶ


そこは必死で時間を掛けて考えて選ぶのに、デザートのケーキかジェラートかは、どっちでもいいから、パッと決められる


デザートは彩りであり、トキメキであり、甘く優しくお腹じゃなく心を満たしてくれる、人を幸せにしてくれるそんな存在


なくてもいい
食べなくてもいい


でもメインディッシュの後のコーヒーだけじゃ物足りない


辛味と苦味だけの人生じゃハード過ぎる


だから、コース料理の最後はデザートが出てくるんだね


さて、あなたはこのデザート


いらない?食べない?


わたしはちょっと待ってから


やっぱりデザートを食べた


恋愛破滅型と豪語している場合じゃない そろそろ自分も変わって、この関係性が変わっていくかもしれない可能性も視野に入れて、長い目で見る力を養わなければならない


破壊したくなったら

ちょっと待ったぁぁぁぁぁっ!


って、自分にブレーキを掛けなきゃ


本当に終わりにしたくなればいつでも出来るのだからと、自分に言い聞かせて、可愛くて美味しいデザートを頂こう


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