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【R4第1回「開拓者の時間」】を実施しました

 福島県立安積高等学校では、令和4年度入学生より、履修する総単位数を1時間減じて、週に1時間の頻度で「開拓者の時間」という特色ある時間を時間割に設定してます。
 令和4年4月14日に新入生に対して行われた第1回では、教務主任によって「開拓者の時間とは何か?」という講義が各クラスをZoomでつなぎ、リモート形式で行われました。

 講義の中では、開拓者の時間の ①成長型マインドセット ②安積プライド ③レジリエンス ④デザイン・アート思考 ⑤自己マネジメント の5つのテーマのうち、特に①、③、⑤の3つについて解説がなされました。
 まず、成長型マインドセットといえばこれ! TEDが公開しているキャロル=ドゥエック博士の「必ずできる!― 未来を信じる 脳の力」の動画を全員で見ました。その後、成長型マインドセットと固定型マインドセットの特徴を比較しました
 つぎに、レジリエンスについて、「表面は落ち着いて、自信を持っているように見えるが、本当のところは、周りに追いつこうと必死になり、逆に必死さを隠すような行動を取る」いわゆる「アヒル症候群」について説明があり、失敗することの重要性が説かれました。
 最後に、「宿題は必要か?」といった内容について近くの生徒とディスカッションをしたりしながら、自己マネジメントの重要性について一緒に考えました。
 タブレット80台やスマートフォンを使って生徒に対する意識調査をし、即時に集計結果を共有するなど、生徒も講義に参加しながら進めることができました。

意識調査「新しい課題に遭遇した時」の結果
意識照査「努力することについて」の結果

 4月当初の新しい学校生活に対する期待感も手伝ってか、非常に前向きな結果であり、138期生の船出としてとても心強いアンケート結果となりました。

強制される宿題は必要か?の問いに対する結果

 「宿題は、個人の学びの邪魔になるだけであり、宿題がないことによって学習時間が減少することはない。(青)」と自信をもって選択できたのは、全体の27%でした。「宿題があると、自分の勉強が計画的にできなくなるが、全くなくなってしまったら、学習時間が減ってしまうかもしれない。(赤)」と学びの自己マネジメントに若干の不安を持っている生徒が52%。さらに、宿題がないと学習できないかもしれない生徒(黄、緑)が21%程度いることがわかりました。
 これから開拓者の時間を活用しながら、生徒たちがワクワク・ドキドキするような知的好奇心を大切にして、主体的に学ぶことができるよう応援していきたいと考えています。

その他の実施内容


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