TableauでのRFM分析

今回はTABLEAUでRFM分析をする手順を説明します。
 
先ずRFM分析とは、顧客分析の方法の一つです。
 R(Recency)・・・最新購買日
 F(Frequency)・・・購買回数
 M(Monetary)・・・購買金額
この三つの観点から顧客をランク付けする手法です。
 

①Recency


 最初に「顧客の最新購入日」を計算フィールドで作成します。
 その際の式は、{ FIXED [顧客名]:MAX([オーダー日])}
 次にRecencyを計算フィールドで作成します。
 その際の式は、DATEDIFF('day', [顧客の最新購入日], {FIXED : MAX([オーダー日])})
 
 最後にRecency内での順番を出して見やすくできるように計算フィールド   
 で作成します。
 その際の式は、
 IF [Recency] <= 30 THEN "5 30日以下"
 ELSEIF [Recency] <= 90 THEN "4 31-90日"
 ELSEIF [Recency] <= 180 THEN "3 91-180日"
 ELSEIF [Recency] <= 365 THEN "2 181-365日"
 ELSEIF [Recency] >= 366 THEN "1 366日以上"
 END
 
 今回は、順位を5段階に分けそれぞれ最新購買日が1ヶ月前,3ヶ月前,
 半年前,1年前、1年以上前という風に分けています。
 

②Frequency


 Frequencyの場合は最初から「Frequency」を作成して問題ありません。
 その際の式は、{ FIXED [顧客名]:COUNT([オーダー Id])}
 こちらでもFrequency内での順番を出して見やすくできるように計算フィ  
 ールドで作成します。
 その際の式は、
 IF [Frequency] >= 21 THEN "5 21回以上"
 ELSEIF [Frequency] >= 11 THEN "4 11-20回"
 ELSEIF [Frequency] >= 6 THEN "3 6-10回"
 ELSEIF [Frequency] >= 2 THEN "2 2-5回"
 ELSE "1 1回" END
 Frequencyも順位を5段階に分けそれぞれ購買回数が1回,2回~5回,6回 
 ~10回,11回~20回,21回以上という風に分けています。
 

③Monetary


 Monetaryは計算フィールドにて
{ FIXED [顧客名]:SUM([売上])}
という式を入力し「Monetary」を作成するだけで終わりです。
 

④vizの作成


 列に「Frequency 順位」
 行に「Recency 順位」
 色に「Monetary」     を入れてvizを作成します。
 そしてラベルに「顧客名」の個別のカウントを入れることで人数を表示し
 ます。
 

完成版


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