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〈山陽・北陸乗車記2022年冬with青春18きっぷ+α(その47)〉

「西明石駅→姫路駅:
    山陽本線 新快速(223系)」

みなさん、どうもハローでございます。
今回は西明石駅から姫路まで、これから先の乗車区間で発生していた帰宅困難トラブルを察知しつつ、新快速に乗車し徐々に西へ戻って参ります。
どうぞ、今回も気長にご覧くださいませ。

在来線駅舎側は古き良き
下町を残す、西明石駅前の商店街
関西圏で住みやすい都市、明石市

明石と西明石、それは兵庫県明石市の副都心のような街であり、古き良き関西の姿を残すような街でもあります。また、大都市の姫路、神戸や大阪、京都へ列車一本で行けるアクセスの良さが好評の街です。そして子育て対策に市が一丸となって取り組んでおり、明石市の子育てに対する姿勢が全国的に評価されていることも特筆されます。
それゆえに、明石と西明石は関西圏における住みやすい街で大賞を取り続けるような街です。
私ももし関西に住むなら、西明石周辺に住みたいものです。だって、好きなタイミングで明石の卵焼きが食べれるから。

そんな明石市の新幹線も止まる西明石駅から今回の旅路は始まります。
前回の投稿で紹介した明石の卵焼き屋さんを離れ、これから消化されるであろうお腹の中の卵焼き(明石焼き)と一緒に、悠々気ままに歩いて西明石駅に戻ります。
ただ、この時は後に相生駅で乗り継ぐ予定の列車が、後述するトラブルにより運休になっていることを知らずに…。

西明石駅から乗る列車は
姫路行きの新快速

さて、ここ明石よりもっと西の方で列車トラブルが起こっていることは梅雨知らず、かすかに口の中に残る卵焼きのおいしさを感じつつ、気持ちルンルンで西明石駅に到着しました。
西明石駅から乗り込む列車は前々回に引き続き、新快速です。本当に、18きっぱーの味方のような列車です。
本数も多いし、とてつもなく速いし、ものすごい勢いで多くの駅を通過するし…惚れてまう。

やってきたのは新快速界のベテラン
こと223系
それでは、いざ乗車

やってきました、今回の新快速は223系です。
さてさて乗り込むことと致しましょう。
それにしても、新快速、編成が長いな。

山陽新幹線の高架
と並走する新快速
車窓にうつる加古川市内の様子

新快速は西明石駅を出ると姫路駅までの間に、加古川駅に停車します。途中駅は一駅しかないのですが、西明石から姫路までの距離は約32Kmあります。32Kmの間で停車駅が一駅のみ、所要時間は20分、しかも運賃のみで乗れるとは、さすがJR西日本が誇るバケモノ列車です。
もし仮に新快速が廃止されたら、関西圏における人流は激変することでしょう。まさしく負の社会実験そのものです。当列車が途中停車する加古川駅のある加古川市も、新快速ありきで大阪・神戸のベッドタウンになっていると思われるので、いかに新快速が近畿の経済圏を形成しているかが窺い知れます。
そんな明石市と並び、近畿有数のベッドタウンである加古川市を当列車は軽やかに走行し、終点の姫路駅に着くようです。往路時は夜間ゆえに、この辺りは真っ暗で車窓も見えたもんじゃなかったのですが、昼間の乗車となると、車窓に映る加古川市内の建物もくっきりと見え、同時に新快速の速さを実感できます。

そんな流れていく車窓をのんびりじーっと眺めつつ、スマートフォンを手にとり、大手検索ブラウザのニュースを見てみると、今後の行程に絶対影響するであろう重大事項が発生しているとの情報を目にします。
(以前から述べてた「帰宅困難フラグ」です)

「本日午前、岡山県内のJR線全線にて運行管理システム停止に伴う信号トラブル発生中。現在でも岡山県内のJR各路線が運休中、もしくは列車の遅れあり。」

なんと、これから向かう岡山の方で列車が全便運休しているとの情報をつかみました。
こりゃ、大変だ。
どうやらJR西日本中国総括本部の岡山指令所にて運行管理システムがダウンしており、岡山地区での列車が全線運休になっている模様です。運行管理システムのダウンなんてなかなか聞きませんよ。
旅にトラブルはつきものですが、ここまで珍しくて大きなトラブル、人生初です。
なんとなんと、現在時刻はお昼という頃合いなのですが、朝の9時頃から現在(11時頃)までずーっと運休中とのことです。
こりゃヤバたんだ、無事に広島地区の東端の三原・糸崎まで辿り着けれるだろうか、一抹の不安が脳内を巡ります。
岡山支社の東端の相生駅に着いた時点で列車が動いていない、そんな最悪の場合は新幹線ワープで岡山県内をスルーするなんてことも考えたりしました。山陽新幹線は動いているようです。

『まもなく ひめじ』の表記が…
降りねば

「こんな時は焦っても仕方ない」、そんな自己暗示を心の中に唱えながらも、乗車中の新快速は定時通り姫路駅に到着しました。
ばいばい、新快速。近々、また18きっぷ使って乗りにきます。

姫路に到着、
奥に見えるは姫路城

気分転換に一回、姫路駅の外に出てみました。
空は清々しく青空を見せており、駅前広場の奥には国宝の姫路城が聳え立っています。
姫路は近畿地方の玄関口ですが、言い方を変えれば近畿地方の出口でもあります。
そのため、いままでお世話になった関西ともお別れなのかと少し悲しい気持ちにもなります。
そんな悲しみとこれから先の不安を胸に、これから先の行程を進めていくこととします。

今回の投稿はここまでです。
次回は姫路から相生まで列車に乗車し、
近畿圏を脱出します。次回も楽しみに。

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