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SYMPHONIA Day2に行ってきた話(前編)

はじめに
こんばんは!2024年のカレンダーもついに
最初の一枚を迎えるところとなりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。速水です。

*この記事はSYMPHONIA Day2に現地参戦した筆者の感想レポになります。無料パートも含め有料ライブの内容が含まれます。未視聴の方、内容バレ等踏みたくないよ、という方はご注意ください。

何はともあれまずは!にじフェス2023並びに
昨年も一年、お疲れ様でした。
皆様にとってお仕事や学校も含めて、どうか
皆さんの頑張りに沢山の幸がありますように。

前編は「少年よ我に帰れ」までの11曲のお話です。拙筆でお見苦しい点等あるかとは思いますが、温かいお茶でも飲みながらお付き合いいただければ幸いです。それでは参りましょう!


開演前


12月24日ライブ当日。私は朝から入場してにじフェス本会場の展示やアトラクション、着ぐるみステージを一通り楽しんだ後にスペシャルステージへ移動していました。入口で本人確認をすませ、案内板に従って自分の席へと進んだのですが、、私の足はそこで固まってしまいました。それもそのはず、私の席はAブロックのステージほぼ正面。事前のダウンロードで席番号は分かっていたものの、いざ入場して目の前に現れたのは、予想以上に近い席。驚きました。お、驚きました、、。このあたりから緊張していたと思います。

会場入り口のイベントパネル

携帯の小さな画面で出会ったあの時から私にとって唯一無二の人物である月ノ美兎さんとの数年ぶりの対面と、数年ぶりの声出しライブに鼓動が逸るのを抑えきれずにまだかな、まだかな、、と待機していました。ライブ開始直前特有の緊張と期待が入り混じった気持ちをペンライトと応援うちわに込めていると、「みなさまがた〜!こんにちは〜!」とお嬢様のような声が。
いきなりの生壱百満天原サロメお嬢様ボイス。アナウンスで声が聞こえた瞬間、会場からは嬉しさが混じった悲鳴が上がってましたね。「あぁ..やっぱり可愛いな..」と思いながら注意事項に聞き入っていると、いつの間にか出演者の円陣が袖から聞こえてきて、いよいよ始まるんだ…とドキドキしました。
会場が暗転し、体の芯に響くような爆音と目鮮やかな開始映像が流れ始めました。
さあいくよ、と言われているようなカウントダウンからSYMPHONIA Day2の幕が上がりました。

1.Hurrah!!

きた。ついにきた。去年から何回も何回も聞いてきたHurrah!!の上げ調子なメロディーから、2023年を締めくくる最高のライブが始まりました。やっっっっぱりいいですね!!!!この曲!!!!!!!泣き曲は昔から底抜けに明るい曲だって相場が決まってるんだよな…!!!私はイントロで涙腺が緩んで、歌詞が聞こえてきた瞬間に涙が出ました。すみません。大好きなんです。聞くたびに歌詞のひとつひとつが素敵ないい曲だなぁ..と思います。曲全体を通して「あの人が好きな人もこの人が好きな人も、捻くれ者もノれない人も誰も置いて行かないよ どんなやつも一緒にいこう」「ダサくてもいいよ あなたの精一杯を見せてくれ」って言ってくれているような気がして。その中でも私が特に好きな歌詞は「Hurrah Hurrah 泣き続けたって 大正解なんてもの 見つかりゃしないぜ」,「聞いてくれ!」の部分なんです。

頑張っている現実が辛いこと続きだったり、自分の周りに味方なんて誰一人いないように感じる毎日が当たり前だったり。納得できない事に耐え忍ぶ日も、遣る瀬ない出来事に心を痛めたりするような日もきっとあるんだと思います。でも、そんな日々もなんとか踏ん張って歩いて行かなくちゃいけない。そんな毎日を「大丈夫、私たち/俺たちがいるよ」「ちゃんとあなたの声も聞こえてるよ」って支えてくれる大好きな人たちがすぐ傍にいて、「辛いことよりもっと最高に楽しいこと、君はもう知ってるでしょ?大丈夫だよ!行こう!」って背中を押してくれてるような気がして。
そんな大好きな曲をライブ一発目にぶつけられた衝撃は予想以上に凄かったです。生バンドの演奏に合わせて「トばすぜ!」「Hey!」といった合いの手を思いっきり叫べるということで、会場のボルテージもあっという間に最高潮に。私もお腹の底から声出しました。楽しい〜〜〜〜!!!!!!!そんな最高の音と共通衣装を身に纏ったライバーたちのカラフルな声が、古今東西から集まったファンと会場を一つにしていました。そして胸の高鳴りもそのままに、トップバッターのバトンは渡会雲雀へと渡されます。

2.Skylark

ソロ一曲目は渡会雲雀のオリジナル曲、Skylark。
一言、鮮烈でした。

チェンソーのような荒々しく力強い声と綺麗に伸びる声がロック調のバンドサウンドとタッグを組んで文字通り”化け”ていました。元々この曲は好きでライブ前にも聴き込んでいったのですが、生の渡会雲雀の歌声は段違い。この曲のおかげでまた一段、深く彼のことが好きになりました。


Day2メンバーも幕間や振り返り配信で言及していましたが、その声や姿から緊張は微塵も感じ取れませんでした。にじさんじ全体で見ればまだ新人で、彼のことを知らない人も会場内には居たかもしれません。ですが、そんな事は純粋な歌唱力一つで吹き飛ばしてしまうほど、魅力ある人物だと感じました。
かくいう私も彼の現在持っている全てをぶつけるような熱いパフォーマンスに魅せられた1人です。最っっ高にロックでした!!にじさんじにはレーベル所属のアーティストや作詞作曲を自ら手掛ける人まで音楽方面に秀でたライバーさんが多数在籍されていますが、彼の歌唱力はその誰にも引けを取っていないと肌で感じました。彼の快活で爽やかな人柄の中には熱い魂が確かに宿っているんだなぁ…と感じさせられるステージでした。

3.気分上々↑↑

舞台は移り、陽気なスクラッチ音と共に
登場したのは星川サラと不破湊。
ホシミナイトによる気分上々↑↑です。

1曲目、2曲目で温まったステージは誰もが一度は聞いたことのある人気のDJナンバーでさらに盛り上がり、黄色と紫のペンライトが会場に綺麗な夜空を演出していました。セトリが、良い!この曲のコール&レスポンスは分かりやすいので、現地民もリズムに合わせて声を出し、身体を揺らして楽しめた曲の一つでしたね!

これはDay2だけじゃなくライブ全体を通して言えることなんですが、ブル転(暗転とは違い、出演者のシルエットだけが見える)で次の曲の出演者が見えるとワクワクしますよね..!ライバーさんのシルエットがステージに見えるたびに、押し殺しきれずに漏れた歓声が方々から上がっていました。
そして曲が終わり、1人その場に残る星川サラさんのもとに走り出したのはウサ耳ヘッドホンを付けたあの人と、傍に刀を携えたあの人。

4.ダンスロボットダンス

電子音と一糸乱れぬダンスで始まった次の曲は、
ダンスロボットダンス!
個人的にDay2でかなり印象に残っている曲です。月ノ美兎&星川サラ&長尾景という組み合わせの新鮮さもありますが、なんと言っても惹きつけられたのはそのダンス。軽快なテンポで手足の動きが揃うと感じる”ユニット感”が凄かったですね!ダンス、、かわいい〜〜、、にじさんじの全体ライブでここまでしっかり統一されたダンスパフォーマンスは恐らくなかった..んじゃないでしょうか…たぶん。最初から最後までキレのある躍動感と視覚的な新鮮さ、予想以上のこの3人の歌声の親和性に一瞬で心を掴まれてしまいました。

また、この曲は現地との印象の差を大きく感じた曲でもありました。現地では3人のダンスを同じ視野で捉えることができたので、先ほど言及した躍動感がより強く記憶に残りました。配信の方では3人が映るよう引きの画角で移されているカットはあるものの、比較的寄りのカメラが多くて各々のお顔と表情が綺麗に見えました…感謝…。

やっぱり現地と配信それぞれにいいポイントがありますね。買ってよかった、配信チケット。まだ間に合いますよ!!(2024.1.7まで発売中!)

5.Get Wild

待ちくたびれましたと言わんばかりに始まったのはジョー・力一劇場。
イントロで駄目でした。笑うしかない。
幸せに暮らせよ…
にじさんじ生粋のエンターテイナーがやってくれた最高だよ!!と嬉しい笑いを禁じ得ませんでした。

年齢層が若くどこか煌びやかなメンバーが多い印象のDay2の中で、やっぱり年長者のこの人にしか出せない魅力がありますね。ジョー・力一…好きだなぁ…大好きです。

このピエロ、良い声すぎる。
手先の動きが異様に滑らかで綺麗、というか妖艶。
メインキャストから名脇役まで幅広く色々なタイプの表現を可能にするその表現力には感服の一言です。普段から大人な格好良さのある立ち振る舞いをしている(というイメージを持っている)ジョー・力一らしさ溢れる一曲であり、ステージを広く使って静と動を表現しているという印象を受けました。
この曲に続いて、静かに夜の街に消えたピエロと色取り取りの美女が織りなすちょっぴりアウトローな中毒性のある曲が始まります。

6.頓珍漢の宴

暗転が開けて前半ブロック最後の6曲目は、リゼ・ヘルエスタ&壱百満天原サロメ&月ノ美兎&ジョー・力一による頓珍漢の宴。

曲調と目麗しいライバーさんとの絶妙な乖離感、アンバランスさ…のようなものに心が躍りました。それぞれのモチーフに意匠を凝らしたドリンクを投げ捨てて始まった飲み会は、ラストオーダーまで渾然一体の人外魔境。4人がそれぞれ異なる個性のある動きをしている画を目の当たりにできている幸せに脳内麻薬が止まりませんでした。小島○しおの妖精と凄い形相で足パカをする妖精もいた気がします。マジやっっばいですわ〜〜!この曲〜〜〜!!!

どうやら選曲はジョー・力一さん。この4人の頓珍漢の宴が大大大好きで、もう30回は聞きました。アーカイブ視聴可能期間が終了してこの曲が見れなくなると思うと白目剥いて泡吹いて倒れそうです。良、、、、、、、すぎるッ、、、、、、、、、、、、、、、、お酒は美味しいですが、ほどほどに。………うまいな…檸檬堂..

7.INTERNET YAMERO

MCが明け、中盤戦の口火を切ったのはINTERNET YAMERO。
私たちがこよなく愛するインターネットに染まった、世界で一番お嬢様な壱百満天原サロメお嬢様のソロステージです。身体に響く重低音と激しく点滅し光る画面、「「インターネット!?」」「「「YA!!ME!!RO!!」」」と最高なコール&レスポンスから始まります。

サビ入りの「「せーのっ!!インターネット!!?」」「「「最!!!高!!!」」」の会場の大声、めちゃめちゃすごかったです。PCの前に座るパフォーマンスとステージを端から端まで駆け回って観客を煽る御姿が印象的でした。

曲前にご本人も触れられていましたが、前日の魔界ノりりむさんが歌ったINTERNET OVERDOSEと壱百満天原サロメお嬢様のINTERNET YAMERO、お二人ともインターネットのお姫様な雰囲気でかわいい♡綺麗♡素敵なステージをありがとうございます♡

8.神のまにまに

お次の曲は長尾景&不破湊&渡会雲雀&星川サラによる神のまにまに。

男性陣の心地いい歌声を土台に、透明感のあるかわいい声があちこちに小走りしていく、クリスマスツリーに綺麗な電飾と星が飾られていくようなステージでした。不思議とそんなイメージを持ってしまったのは..季節柄ですかね。

頓珍漢の宴とは打って変わって男性3:女性1の構成で、また違った男性陣特有の目麗しさと豪華さがありました。明るい曲調なんですが、スタイルの良さが引き出す優雅なダンスとところどころに見える可愛らしさのギャップがとても良かったです!

個人的には最初に男3人衆がちょけて始まるところが好きですね。最後に聞き馴染みのあるアウトロに合わせてペンライトを左右に振るの、楽しかったなぁ…

9.今宵フェスティバブル

続いては月ノ美兎&壱百満天原サロメによる今宵フェスティバブル。

始まりの光と新進気鋭のお嬢様の2人が扇子を振りながら踊り歌う、アップテンポでバブリーなステージです!この曲はバーチャルと現実が重なる凝った演出が印象的で、映像内でお札が舞うタイミングと同時に会場では「参百拾円」「壱百満円」と印字されたお札が実際に噴き出す演出がありました。

サビでは2人の手の振りとリズムに合わせて小刻みに左右にペンライトを振る楽しい時間も!会場の一体感を感じることができたワンシーンでした。普段はなかなか揃うことのない面子が一緒に歌う姿を観れるのも、全体ライブの醍醐味ですよね。途中、機材アクシデントで委員長の分の扇子が上手く投影されず驚きましたが、動揺を感じさせない表情とステージングに”プロ”を感じました。

10.ヴィラン

寒色で構成されたクールなステージ、不破湊&リゼ・ヘルエスタ&渡会雲雀による10曲目、ヴィラン。

こちらも中々揃って見ることはない組み合わせの3人です。既に聞いたことのある曲でも人によって読み取れる雰囲気は違うもので、皇女のリゼ様が従者を連れているような構図だなぁ…と腑に落ちました。

静かめの曲調だからか聞こえてくる一人一人の声に自然と聞き入ってしまうし+声質と曲の雰囲気がぴったりでリゼ様、こういう曲似合うなぁ…不破&渡会の両名はどんな曲でも対応できるんじゃないか..?なんて思いながら共通のダンスの振りいいな〜!と言っていたら曲が終わっていました。無情です。夢中になると数分が数秒に感じる現象、なんとかならないんでしょうか…もっと聞いてたい…のに…

11.少年よ我に帰れ

SYMPHONIA Day2の特異点。月ノ美兎&リゼ・ヘルエスタの世界、少年よ我に帰れです。
この曲に関しては本当に、本当に言いたいことが多すぎるので、印象的だった歌詞の一部と少しの思いだけを書いていきたいと思います。

イントロが聞こえてきた瞬間姿が見えて鳥肌が立つと同時に「嘘」と声が出ました。フリーズしかけた意識を現実に引き戻して、その表情も、その一挙手一投足も見逃さないように、と努力したのですが、一つ一つのメロディを擦り歌い上げていく2人の声に、頭が真っ白になりました。

透明感。カラーリングの対比。
「ネバーランドに連れてって。」
涙が出ました。まるで絵本の中の世界。
あの時間だけは空想の世界でした。

なんでこんなに綺麗なんだろう。
ただ、舞台を見ていました。

🐰「君だけに教えてあげるから困ってね」
👑は背を向けたまま。

🐰「君のことが」このタイミングでカメラが
🐰から👑へ向けた目線と同じ方向に転換します。

🐰「お気に入りなんだから許してね」
目の合わない👑の顔を持ち上げるような手振りのあと、2人の目が合い、互いに背を向けます。

その後もう一度向かい合って目を閉じ、何かを思った素振りで客席の正面を向いた後向かい合います。👑「真夜中開く窓 手招く君の声 絵画の中に描かれた ケダモノひとり泣いてる」
👑の何かを探すように周りを見渡す素振り。

🐰「とにかく僕のこと覚えてて」
ここで🐰に笑顔が見えます。

🐰「いつの日か巡り合う約束の場所で」

🐰が跪いて👑の手を取り、手を繋いでダンスを踊ります。

手を繋ぎ踊る2人

👑「どうにもならない事があっても幸福な君を守ってあげる」
互いに歩幅を合わせながら、
一歩一歩ステップを踏みます。

🐰「誰でもいいけど私だけが唯一のナイトでありますように」ここで見つめ合いながらもう一度🐰が跪いて👑の手を取り、離して反対方向へ。

お互いに離れた位置から向かい合い、カメラが
👑から🐰へ向けた目線と同じ方向に転換します。

👑「鈍行列車じゃ too late 置いてかないで連れてって 一体なんで?奪ってよ」

🐰の👑へ何かを伝えるような素振り。
🐰「強引って言われたって 集中砲火やっちゃっていいね 全部仰せのまま」

互いに客席の正面を向きます。
👑「特急列車乗っちゃって ネバーランドに連れてって 一切合切奪ってよ」
🐰「後ろ指さされたって 一目散に逃げちゃっていいよ 全部お気に召すまま」

👑「少年少女輪になって 伸ばした手は空を切って落ちる まわりはじめるディステニー」

あらゆる部分で対照的な配置が目立つことにも、表情や身振り手振り、カメラワークにも、込められた意味があるのかもしれません。舞台に立つ演者と客という立場である以上、それは2人の口から聞けるまでただ楽しみに待っていたいなと思います。 

ただ、素敵で。
大好きな人たちの、綺麗で切なくて、
幻想的なステージでした。
前編はここまで。ここからは後編に移ります!

後編はこちら

(追記)
間に合いませんでした…一月中には
投稿できるように頑張ります🎍❄️

取り急ぎ新年のご挨拶を。
仲良くしてくださっているみなさま、
今年も一年よろしくお願い申し上げます🌸
速水

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