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プロジェクトを成功させよう



✅プロジェクトには醍醐味がある

 皆さん、プロジェクトって知っていますか?会社で解く組む大きな仕事は、大抵、プロジェクトです。また、小さな仕事であっても、プロジェクトである場合があります。では、プロジェクトの定義とは何でしょうか?プロジェクトマネジメントの知識をまとめたPMBOKによると「独自のプロダクト、サービス、所産を創造するために実施する、有期性のある業務」と説明されています。つまり、何か新たなものを作り出すために、特定の期間を設けて解く組むものを、プロジェクトというのです。

 この定義から行けば、例えば新しいシステムを作ったり、ビルを建てるといった、大がかりなプロジェクトもありますが、旅行に行くと言った小規模な活動もまた、プロジェクト足り得るのです。

 そして、プロジェクトの大小に限らず、プロジェクトには成功と失敗があります。期限までに完成しなかったり、予算をオーバーしたりすると、失敗とみなされます。ですが、失敗した場合であっても、何かを作り上げるという工程を通して、得難い達成感を得ることができるのが、プロジェクトの醍醐味です。特に、仲間と力を合わせて、大きな仕事を成し遂げた時の喜びは格別です。逆に言えば、それだけプロジェクトとは、難しいものだということです。

✅プロジェクトを成功させるには

 では、どうすれば、プロジェクトを成功させることができるのでしょうか?分かりやすくするため、今回は家族旅行という身近なプロジェクトを例に、説明していきます。


①意思決定の仕組みがあること

 まず、旅行で大事なことは何ですか?そうですね。一体、どこに行くか。これが、重大な関心事となります。子供目線からは、遊園地など、遊べる場所に行きたいかもしれません。しかし、仕事に疲れたお父さんは、温泉でゆっくりしたいかもしれません。

 こうした時、皆さんならどうしますか?そうですね。家族みんなで話し合い、みんなが納得できる目的地を選びたいですね。こうした意思決定の仕組みがあることが、プロジェクトを成功させるひとつのポイントです。

 こうした、仕組みがないと、まとまりのないプロジェクトになり勝ちです。意思決定が明確でないと、混乱をまねくのです。

②制約条件を考慮していること

 では、行先として、全員一致でハワイに決まったとします。ですが、ハワイに家族全員で行くとなると、お金もかかります。また、日程も限られてきますね。こうした、プロジェクトを進める上で、クリアしなければならない条件のことを、制約条件と呼びます。

 もし、全員がハワイに行きたかったとしても、こうした制約条件を満たさないのであれば、諦める必要が出てきます。時に、制約条件を無視して、借金する等の方法で、強引に事を進める場合もあります。ですが、借金返済のアテがないまま、突き進むと、失敗プロジェクトになるかもしれません。

 プロジェクトを成功させるには、こうした制約条件を明らかにした上で、制約条件の範囲内で計画する必要があるのです。ここでは、ハワイは諦め、国内旅行である沖縄に行くこととしましょう。


③綿密な計画を立てる

 そこで、肝となってくるのが、計画策定です。計画は、事前に、できるだけ綿密に立てるのが良いとされています。ですが、分刻みの細かすぎる計画では、却って、面白みが半減するかもしれません。企業が行うプロジェクトでも、不測の事態に備えて、時間やお金にバッファを持たせておくのが普通です。

 では、上手に計画を立案するコツはないのでしょうか?完成形から逆算するという方法が有効です。旅行だと、ピンと来ないかもしれませんね。ですが、ビルを建てるとか、システムを構築するなどの開発系のプロジェクトの場合、非常に有効なんです。旅行の場合は、日程表を作って、いつ、どこで、何をするかといったイベントを明確にしていく方法が有効ですね。その上で、各イベントに必要な費用などを割り出すのです。


④計画に沿って行動する

 綿密な計画を立てても、計画通りに行動しなければ、計画倒れになりますね。もちろん、家族旅行では、計画外の行動も楽しいかもしれません。ですが、企業のプロジェクトにおいては、計画外れの行動は、混乱とコスト増しか生みません。
 
 従って、計画通りに実行できているか、都度、確認していくことが大事になります。これは、家族旅行でも、お金を使いすぎてないか、予定時間をオーバーしていないかなど、チェック項目がありますね。



⑤経験を生かす

 プロジェクトの最終段階も重要です。プロジェクトの実行を通して、気づいたこと、学んだことを、しっかり整理しましょう。これが、未来のプロジェクトの成功につながります。つまり、プロジェクトで得た経験を、次に生かすのです。

 家族旅行でも、色々な失敗がありますね。レンタカーを借りるつもりだったが、みな予約されており、なかなか借りられなかったとか、急な天候変化に対応できなかったとかなどです。

 こうした失敗は、次に生かせばいいんです。そのためには、気づいたこと、学んだことをしっかり整理する必要があるわけです。失敗を失敗のままで終わらせず、未来の成功につなげましょう。企業は、こうした過去の経験を生かす仕組みを整備しています。


✅まとめ

  プロジェクトには、日常的なルーチンワークでは得られない醍醐味があります。もちろん、それは、プロジェクトを遂行すること自体に、非常に困難を伴うからでもあります。ですが、困難が大きければ、大きいほど、やり遂げた達成感も大きくなります。特に、仲間とのチームワークを発揮できたプロジェクトが成功した時は、たまりませんね。是非、皆さんもプロジェクトにチャレンジしてみてください。




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