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パイナップルになってしまう話

ベトナム人の妻から聞いた、子供への躾話です。

昔、体の不自由な母とその娘が居ました。

体が不自由なわけですから、母は生活の中の様々なことに娘の手伝いを必要としていました。

しかし自由を求めていた娘は母の手伝いに嫌気がさしていた様でした。

ある日のこと、娘は母に向かって言いました。

「私の目が沢山有ったら、お母さんの手伝いをしてあげられるよ。でも私の目はそんなに多くないから、お母さんの言ったことの全部を手伝ってあげられないよ。」

母は娘の言葉の本当の意味を感じ取り、涙を流しました。

そしてその様子を見ていた神様は娘に対して怒り、罰として娘をパイナップルの姿に変えてしまったのでした。


ちょっと分かりにくいかも知れないので補足。
これは親の言うことを聞かない子供への躾話ですね。
何でパイナップルになってしまうのかと言うと、パイナップルの皮は沢山の眼が組み合わさった様な形をしているから、ということみたいです。
これを聞いた時、私は、考え方と言いパイナップルのチョイスと言い、すごい東南アジアっぽい話だなぁと思いました。おしまい。

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