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#43 いつも最後に「また遊びに来てね」と言ってくれる人

今日の夕方、先日ご主人を亡くしたばかりの親戚の奥さんが
私に電話をくださった。

私が昨日送った香典がやっと届いたらしい。
昨日のお昼ごろ、同じ県内に現金書留の速達で送ったのだが、
今日到着したのかと思ったけれど、安心した。よかった。

こちらがびっくりするくらい、しっかりとした声で、
気丈に話をしてくださった。

どんな気持ちなのだろうと考えると、
私は何と言っていいか分からなかった。

でも、「子どものときから、いつもおじさんもおばさんも私たちを温かく迎えてくださって、ほんとに嬉しかったです。ありがとうございました。」ということを伝えた。
それが一番の私のおじさんとの大切な思い出だから。

最後ね、ほんとに家族みんなが揃ってね、背中をさすりながら見送れてよかったって思っている」と言われたとき、
私は本当によかったなぁ、おじさんにとっても、おじさんの家族にとっても、幸せな最後の時を過ごせたんだなぁと思った。

ご主人が数年前から癌を患っていたと聞いたけれど、
きっとたくさんご主人と話し合って、
最後の時を迎える心の準備をされてきたからこその今があるのだと感じた。

そして、最後に「三人目生まれたんだね。おめでとう。」
「また遊びに来てね」といってくださった。嬉しかった。

私は(失礼かもしれないが)その奥さんと馬が合うという感じで、
仲良くさせていただいていて、出産する前は何度か遊びに伺ったり、
出産後も電話やお手紙でお話をさせていただいたりしていた。

いつも奥さんは別れ際に「また遊びに来てね」と言ってくれる。
それは対面で会った時だけでなく、電話や手紙でもだ。

私はいつも「遊びに行きます」と言っていたけれど、
子どもを出産してからは一度もお伺いできていなかった。

でも、嬉しいなぁ。
よく考えてみたら、私には「また遊びに来てね」って
いつもいつも言ってくれる人は他にいない。

きっと、社交辞令なんかじゃない。
ほんとに「遊びにきてほしい」って、思ってくれているんだと思う。

今度こそ、落ち着いたら、会いに行こう。
県内だけど遠いとか、山奥で寒いとか、子どもをどうするとか、車しか無理とか、そんなこと悩んでる場合じゃないよ。

ほんとに会いに行きたかったら、会いに行ける。

大切な人に会いに行こう。
どんなに忙しくても、大切な人に会いたい気持ちを大切にしたい。

短い時間でも共有できたら、その時間はかけがえのない宝物になる。

それを知っているんだから。

たまには自分から連絡しよう。
そして、会いに行こう。

読んで下さるあなたがいるから、今日もnoteが書けています。 またお時間のあるときに見に来てくださると嬉しいです。