令和の事情
さて、困った。本を注文したのに届かない。
購入履歴で確認すると「遅延発生 まだ出荷が完了していません。商品が発送されしだい、Eメールでお知らせいたします」とあった。「翌日、翌々日に届きます」と自信満々の広告に安心して注文したのだが、宛が外れた。
配送状況を確認したところ配送業者が郵便局。
2年前、令和3年10月からスマートレターなど普通の郵便物は土曜日も配達されなくなっていたのだ。つまり金曜日に注文すると翌日(土)、翌々日(日)に届くわけがないのですね。ふ~む、これは金曜日に注文した私のミスってことになるのかしら?
届かなかった本のタイトルが「パン屋ではおにぎりを売れ」。エッセイの課題本なのだが、最初は図書館で借りるつもりだった。しかし、新宿区内11ある図書館のネット予約の順番が5番と微妙。ひょっとすると待っている間に締め切りギリギリになってしまう可能性もある。ざっと書き始め少し寝かせ、考えをまとめてから推敲することにしているので早く手を付けるに越したことはないのである。さすがに、のんびり屋の私も予想がつかない状況で待つのはリスクが高すぎると考え、この際、パンもおにぎりも好きだ…という理由ではなく、興味の引く内容だったのでその本を購入することに。
さて、さっそく街の本屋さんに行って本を探そうと思うも猛暑日が続き、今年の東京は真夏日最多記録更新中という異常な暑さにヘタレな北国育ち、エアコンの効いた部屋でインターネットのお世話になる。
実は、ここでネットならではの選択を迫られた。電子書籍にするか、紙版の本にするか…と。すぐに読むなら電子書籍で注文するべき?いや、紙の手触りも捨てがたいと悩み、結局、手に取る本を選んだわけ。「考える」がテーマの本とはいえ、読む前からこんなにいろいろ読む手段を考えさせられる本だったとは。29度で涼しいと感じた月曜日に本は無事、ポストに届いたのでした。
リブリオエッセイの元になった本はこちら↓
垣内尚文著 「パン屋ではおにぎりを売れ」
「令和」になって既に5年の2023年の夏に書いたエッセイ。
いつの間にか変わっていて根本的にズレてたわ…ということや、今までにない暑い夏を経験し…考えるのも一苦労よね…って「ひとりごと」を書いてみました。遅ればせながらこの年から「電子書籍」という新しい読書の選択肢を一つ増やしたり、苦手意識があるわりになにげにネットと格闘してる今日この頃です。
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