美少女ゲーム解説番外編[ウィンターセール](mono)
FANZA ウィンターセールも出た!
今年もこの時期がやってきました。エロゲーのウィンターセールです。
この記事を見ているおおよその男性紳士の諸君は、ウィンターセールのなんたるかはわかっていると思います。
分かってない人にも分かり易く説明すると、エロゲが500円から買えてしまう素晴らしいセールなんですね。
しかし、このようなセールをして会社側は損害を被らないかと疑問に思った人はいると思います。
結論としては、 「NO」なので安心して下さい。
しかし、これを説明するためにはまず、エロゲ市場の特殊性を理解しなければなりません。
エロゲ市場について
まず、エロゲーというのは非常に狭い市場であるので、非常に値崩れを起こし易いんですね。
例えば、一本定価9800円のエロゲがあるとしましょう。エロゲは完全一人用ゲームでいつプレイしても構わないし、一本約1万円とかいう高価なので、エロゲプレイヤー側は(よっぽどのファンでなければ)中古価格、見切り価格で買おうと考える人が一定数いるのです。
すると、売れ残りが発生し値下げを実行したり、中古品が流通し始めると全体的な価格が下がったりします。
その結果、発売からたった1年くらいにはエロゲは中古市場で半額以下で売られるようになります。(もちろん例外はありますが)
例を見てみましょう。
今からちょうど1年前の2022年11月25日にまどそふとから発売の「ハミダシクリエイティブ凸」。
この作品の初回版価格は
9800円(税込10780円)となっております。
では、今は中古価格でどれくらいかと言うと、、、
駿河屋価格で4111円からになっています。
うーん安い。
話が脱線してしまった
まあ、つまり何が言いたいのかと言うと
エロゲというものは、その市場の小ささゆえに値下がりする前提で価格設定がなされている
ということなんです。
さらにこのようなセールにおいては、中古商品と違って収益の一部はちゃんとエロゲブランド側に還元されるので、会社側としては「どうせ中古品が出回って利益が出ないのならば、いっそのこと中古品よりも安い価格で売りつけて少しでも利益を上げよう」
という意図があるのです。
そのため、
こんな感じの日本人なら誰しも遭遇するような現象が起こり易いのが、玉に瑕ですけどね、、、
しかし、中古品を買うより安く買えるし、会社側に収益が入るので非常にwinwinな感じだと私は思います。
ウィンターセールのオススメ紹介
FANZAのウィンターセールは、抜きゲーの値下げが大きなウエイトを占めています。
しかし、実は私はエロゲ解説者を自称しておきながら抜きゲーというものを一度もプレイしたことがないのです。
なので、抜きゲーに関しての名作は全くわからないのでご容赦してください。
(一本くらいやってみたいな〜とは思っているので、純愛厨でも楽しめるその手のゲームがあったら教えて下さい。有識者、待ってます。)
まあそういうことなので今回は、「純愛モノ」を中心に「4000円以下」で買えるものをピックアップして紹介したいと思います。
ワールドエレクション
2016年2月26日、Whirlpoolから発売の「ワールドエレクション」。
「変革の日」、悪魔、天使、機械人間、獣人、人間のそれぞれ住んでいた世界が融合し、一つとなった。「変革の日」直後、それぞれの部族は互いに戦争を繰り返したが、世界政府が設立され平和な時代が訪れた、、、
このシナリオだけ見るとなんか「セカイ系」の話かと思われますが、大丈夫です。
ちゃんとした学園純愛モノです。
「エレクション(選挙)」というタイトルの通り、主人公やヒロインが生徒会の席を賭けて争い、その過程でヒロイン達との親交を深めていくストーリーです。
「Whirlpool」というエロゲブランドは世間一般的には、シナリオをあまり重視しない「キャラゲー」という評価を与えられているのですが、この作品は一味違います。
各ルートでヒロインの葛藤が描写され、主人公とともにそれを解決していくという構成で、ただイチャイチャして終わるだけではないのです。
というのもこの作品はWhirlpool10周年記念に作られたため、スタッフの熱量がいつにも増して大きいからです。
例えば、SD原画にはゆずソフトのSDも担当している「こもわた遥華」先生を起用し、声優陣も沢澤砂羽さん(金色ラブリッチェ、千恋万花、RIDDLE JOKER、真剣、9nineなどにも出演)などを筆頭に豪華な人材を惜しげもなく投入しています。
また、この作品にはtrue endが用意されており、物語の核心に迫るまで掘り下げがしっかりとしているので、
「キャラゲーもしたいけどシナリオも良いやつをやりたい」
という人にオススメです。
(このシナリオ書いた人絶対エヴァ好きだろ、、、)
D.C.lll R 〜ダ・カーポlllアール〜 X-rated
2013年5月31日(初版は2012年4月27日)、CIRCUS(サーカス)発売の「ダ・カーポlll」。
枯れない桜が咲き誇るここ初音島。しかし、約20年前のある出来事をきっかけに桜は枯れ、春にしか咲かない普通の桜に戻ってしまった。
これの真相を探るべく、初音島の学園に所属する主人公とヒロイン達は島の外れにある桜の巨木に向かい祈りを捧げる。
すると、みるみる桜は開花し始め、主人公たちの下へ
「桜が咲いたら、約束のあの場所で、、、」
というメールが送られたのだった。
ご存知の方もいると思う「ダ・カーポ」シリーズの3作品です。
この手のゲームには珍しくナンバリングタイトルで、初めての方は、
「ナンバリングだからダ・カーポ1からやんなきゃいけないのかな、、、」
と考えるかもしれません。
大丈夫です。個別でプレイしても問題はありません。
確かに過去作をプレイした人に対してサービスはありますし、伏線回収もありますが、ダ・カーポlllに関してはそれが少なめで、新参者に優しい設計となっております。
また、ダ・カーポシリーズを初めからやりたいという人にもダ・カーポlllをおすすめします。
と言うのも、今回のダ・カーポシリーズは初代ダ・カーポより前の世界線を中心に物語が展開されるからです。
さらに、過去のダ・カーポシリーズと異なり、「初音島」ではなくイギリスのロンドンが舞台で、「魔法使い」が当然のように登場するので、
「普通の学園モノに飽きたし、毛色の違う作品をやってみたい」
という人にはオススメの一品です。
はつゆきさくら
2012年2月24日、SAGA PLANETS発売の「はつゆきさくら」。
10年前、内田川邊市のとあるホテルで爆発が起きた。
この爆発で巻き込まれた人のほとんどは死亡し、主人公河野初雪の母親も即死、父親は瀕死となった。
その後、初雪の父親は死ぬ間際に、爆発は故意に引き起こされたと初雪に伝え、初雪に復讐を促した。
父親に復讐を刷り込まれた初雪は、爆発事故の犠牲者の幽霊たちに取り憑かれ、それらを率いる幽霊の王・ゴーストチャイルドとなって、街に不幸をもたらそうと画策するのだった。
SAGA PLANETSの名作( 迷作?)と名高い「はつゆきさくら」です。
この作品は「四季シリーズ」と呼ばれるシナリオに重きを置いたSAGA PLANETS4大作品のひとつで、シナリオだけでなく曲、演出などにもかなり力が入れられています。
ですが、「復讐」がテーマのため、シリアスで救われないシナリオが多く、覚悟してプレイすることをおすすめします。
それでも最終的にはtrue end(graduation)が用意されており、主人公や各ヒロインが救われるルートがあるので後味が良く終わると思います。(シナリオ自体は暗めだが)
なのでこの作品は、
「キャラゲーもいいけど、泣きゲー、シナリオゲーもやってみたい」
という人にオススメです。
最後に
ここで紹介した作品は、あくまで個人的におすすめのやつをピックアップしただけで、まだまだセール品で名作、面白い作品は多くあります。
これをきっかけに新たなブランドやジャンルに手を出してはいかがでしょうか。
まあ、何が言いたいかと言うと
「皆!エロゲをもっとやろう!!」
ということです。
以上。
P.S. ここにFANZAのリンクを貼ってしまうと運営にBANされてしまうので、貼り付け出来ませんでした。すみません、、、、
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