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ゆずソフトのtier表を作ってみた(mono)

こんにちは。monoです。最近、美少女ゲーの「サノバウィッチ」をクリアしました。
ここはやはりゆずソフト。キャラの可愛さや、会話などどこを取っても良かったです。
これで私は「喫茶ステラ」と「天使騒々」以外のゆずソフト作品を全て攻略することが出来たので、これを機に全ゆずソフト作品の個人的なtier表を作ることにしました。
まだゆずソフト作品をやったことないよって人や、何からプレイをすれば良いのか分からないという人、是非これを見て参考にして下さい。

注意

このtier表には、投稿主の独断と偏見が多く見られます。また、ところどころ辛口な部分もあるのでそういう成分が苦手な人や、好きな作品を穢されたくない人などはブラウザバックを推奨します。


格付けチェックルール

①ゆずソフト作品(ぶらばん〜リドルジョーカーまで)
②tier準はS〜Cまで、Sに行くほど上位でCに行くほど下位になる
③投稿主の独断と偏見で、キャラの可愛さ、シナリオ、世界設定の3点から評価
(最高☆5)

s

のーぶる☆わーくす , 千恋万花

A

DRACU-RIOT! , 天神乱漫 , サノバウィッチ

B

天色*アイルノーツ , RIDDLE JOKER

C

ぶらばん! , ExE , 夏空カナタ

ぶらばん!

tier C
キャラの可愛さ ☆☆
シナリオ    ☆☆
世界設定    ☆☆☆

ゆずソフトの処女作。マップ選択形式を採用し、魔法や超能力が無いなど今のゆずソフトには見られない要素がある。キャラはそれなりに可愛いが、何の脈略も無く重い展開をぶち込んでくるため、瑞々しいサラダを食べた後に二郎系のラーメンを食べるようなアンバランスさが目立つ。世界設定は良くも悪くも凡庸。主人公の家の隣に幼馴染が住んでいたり、委員長肌のメガネっ子などテンプレのような設定(別に悪いわけでない)。個人的には好き。しかし、今の美少女ゲーム市場はこれよりももっと面白い作品はあるので進んでやるほどではない。処女作にしては今のゆずソフトに雰囲気は似ているのでゆずソフトファンはやるべきか。

ExE

tier C
キャラの可愛さ ☆
シナリオ    ☆
世界設定    ☆☆☆☆

ゆずソフトには珍しい戦闘描写を含むダークファンタジー。世界設定はかなり凝っている。魂(コード)の正体や、主人公の秘密などetc…序盤に様々な伏線を張っており興味が掻き立てられる。しかし、シリアス路線のためかキャラの可愛さを全面にアピールすることが出来ていない印象を受ける。また、序盤に張った伏線も各ルートで回収されるが、ところどころ雑さや強引さがあり説得力に欠ける。戦闘シーンも表現が上手ではないためか何をしているのか分からないところがある。もっとキャラゲーかシナリオゲーか、どちらかに振り切って欲しかった印象。だが、異色のゆずソフト作品を推薦するならこれを一番に挙げる。全体の雰囲気は嫌いではない。

夏空カナタ

tier C
キャラの可愛さ ☆☆☆
シナリオ    ☆☆
世界設定    ☆☆

こちらも前作と同じくかなりシリアス目。しかし、前作と違うベクトルであり、いわゆる「泣きゲー」に分類される。しかし、攻略ヒロインはたったの3人とかなり少ない。だからと言って各ヒロインの掘り下げもあまり無く…開発期間が短かったのかなと思ってしまった。世界設定は、願いが叶う島、「塔弦島」が舞台で、シナリオもこの島の真実について迫る。その「塔弦島」正体とは…
夏空カナタの醍醐味といえば、センターヒロインの「記憶を3日しか維持出来ない女の子」であろう。このルートはかなり感動する。結末は2種類あり、どちらが良い結末なのかは正直賛否が分かれる所だと思う。全てのルートはやらなくても良いが、彼女のルートのためにプレイするのは充分アリ。

天神乱漫

tier A
キャラの可愛さ ☆☆☆☆
シナリオ    ☆☆☆☆
世界設定    ☆☆☆

ゆずソフトが本領発揮したのはここから。opからかなり気合が入っている。マップ選択形式を復活させ、「ぶらばん!」を意識して作っているように感じる。
オマージュやパロディがふんだんに使われており、サクサク読み進められるのが好感度高い。各シナリオも山アリ谷アリで終始イチャイチャしてるだけで終わらないのが良いところだが、結末はどれも同じで少しご都合主義感がある。(キャラゲーにそんなものを求めるなという話だが)。
以前のゆずソフトは、主人公とヒロインのコミュニケーションを重視していたがこの作品以降はヒロイン同士の掛け合いにも焦点が当てられており、この方針転換が結果的に成功を収めている。今のゆずソフト作品の土台を作ったのは、間違いなくこの作品であろう。

のーぶる☆わーくす

tier S
キャラの可愛さ ☆☆☆☆☆
シナリオ    ☆☆☆
世界設定    ☆☆☆☆☆

「ぶらばん!」と同じく、魔法や超能力関係が存在しない世界設定だが、それを超えるほどのインパクトがある。「金持ちの御曹司の影武者になって、セレブ学園生活を送れ!」って何やねん。
主人公は一般人であることから各ヒロインとくっ付く過程で、金持ち故その親からの妨害が入る。だが、主人公は美少女ゲーに近年稀に見る器用さや男らしさを持ち合わせているため、プレイヤー側は安心してプレイできる。
キャラの可愛さは過去作から順当に進化しており、どのルートもハズレはない。
私が「一番オススメするゆずソフト作品はなんですか」と聞かれたら、これを挙げるかも知れない。

DRACU-RIOT!

tier A
キャラの可愛さ ☆☆☆☆
シナリオ    ☆☆☆☆
世界設定    ☆☆☆☆

ExEのリベンジマッチのようなこの作品。何やかんやで設定は破綻しない程度に堅実に作って来たゆずソフトだが、完全にファンタジー色が強くなってきたのはこの作品からか。ドラキュラというとかなり恐れられる怪異のように感じるが、一つの美少女ゲームとして落とし込んでいるのが凄いところ。
今作は、天神乱漫のようにオマージュやパロディで勝負しているのではなく、下ネタ多めで勝負している印象。そのようなノリが無理な人(エロゲーやってる時点でそんな人はいなさそうだが)にはキツイかも知れない。
シナリオは、まあ…無難。良くも悪くもゆずソフト。しかし、設定も破綻させず、丁寧に作り込んでいる。

天色*アイルノーツ

tier B
キャラの可愛さ ☆☆☆☆
シナリオ    ☆☆☆
世界設定    ☆☆☆

ファンタジー極まれり、天色*アイルノーツ。前作ドラクリオットの設定を一部引き継いでおり、独立した島に主人公が訪れることから物語が始まる。だが、今回の主人公は一介の学生ではなく、先生として来ているのが大きく違う。つまり、生徒と先生という禁断の恋であり、こうした設定に躊躇いがある人には厳しいかも知れない。
獣人、イタリア人、異世界人と、ゆずソフトの中で最もグローバル化が進んだ作品であり、ケモ耳や褐色など様々な属性が登場していのでそう言うわちゃわちゃ感が好きな人はオススメ。
だが、個人的には褐色は登場させる必要あったのか…?と思っている。(可愛いかったけどね)

サノバウィッチ

tier A
キャラの可愛さ ☆☆☆☆☆
シナリオ    ☆☆☆☆
世界設定    ☆☆☆

オナニーから始まる恋もある!サノバウィッチ。こんなキャッチフレーズから始まる今作だが、学園生活における生徒間恋愛をここまで丁寧に描写したのは、この作品以外にあるだろうか。
主人公がヒロインたちの悩みを解決し、告白、デート、キス、さらにその上の行為などしっかりと順序を追って親交を深めていくところは見ていて飽きない。純愛作品として完成度が高い。
少し気になった点としては、設定自体はありふれていること、また、センターヒロイン以外はオマケ感が強いことくらい。それ以外は満足。また、この作品のみサガプラのようなtureendが存在する。
個人的に何故か敬遠していたが、もっと早めにやっておけば良かったと後悔している。

千恋*万花

tier S
キャラの可愛さ ☆☆☆☆☆
シナリオ    ☆☆☆☆
世界設定    ☆☆☆☆☆

世界で50万本売れたらしいゲーム。千恋*万花。過去作は現代、西洋風な作品が多かったために、このような純和風なテイストの作品を出したことは新鮮味がある。
巫女や忍者、そして刀に宿る精霊など和風要素をふんだんに投入していることで、感覚的に和のイメージを写してくれる。
今作はキャラゲーの域に留まらず、各ルートでこの街の秘密や、過去にあった悲劇、巫女の呪いなど緩急をつけたシナリオ設定になっているが、それに当てられてヒロインの魅力が落ちることは無く、しっかりと纏まっている。
また、この作品からフローチャート機能など新たなUIが追加され、さらに快適にプレイ出来るようになっている。

RIDDLE JOKER

tier B
キャラの可愛さ ☆☆☆☆☆
シナリオ    ☆☆
世界設定    ☆☆☆

これもまたExE風味を感じる作品。RIDDLE JOKER。ゆずソフトはドラクリと言い、この作品といい、なぜ定期的にダウナー系を作りたがるのか…
正直、世間でとりざされるほど名作というわけではない。というのも、共通シナリオは主人公がスパイ的な活動をしてることもあってか、裏方に徹しすぎてヒロインとの関わりが過去作と比べて希薄だし、個別ルートは少し文章量が少ないために展開が急で気持ちが追いつかない。
だが、キャラクターとしての魅力は健在でどのヒロインも特徴的である。特にセンターヒロイン。ゆずソフト作品をやりたいなら十分選択肢に入る。

総評

どの作品も、それぞれ個性があるので、自分の気になったものを手に取れば良いと思います。あくまでこれは参考程度のものなので鵜呑みにしないよう…
なお、この記事は
美少女ゲーム解説②[ゆずソフト(前編)](mono)

の後編に当たる記事とさせていただきます。(好評だったらまた書くかも…?)
また、記事制作の励みとなるのでいいねもよろしくお願いします

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