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#Englishman in New York

冬に聞きたくなる音楽という記事を見て急に頭に流れてきた曲がこの懐かしいスティングの曲でした。

キンキンとした冷たい空気を感じさせながら、つぶやくような優しい歌声が寒い冬の街の風景にピッタリだなぁと感じるのです。

今更ですが、Englishmanとはこの曲のMVにも出てくる作家クェンティン・クリスプを歌ったもの。ゲイでありアーティストとして個性的な生き方を貫く彼を慕い敬う曲でもあります。

I'm an alien と繰り返される歌詞は自分は異邦人、よそもの、疎外された人間でしょうか…しかし、Be yourself no matter what they say  誰が何を言おうと自分らしくいればいい…

ジャズの雰囲気で特にサックスがとても素晴らしいです。ギル・エバンス、ブランフォード・マルサリスがアルバムに参加しています。

MVはデヴィット・フィンチャーが監督しており、今見ても若いスティングの姿がカッコよすぎます。
傘をさし雪を踏みしめながら歩く姿。長いコート。モノクロの街。映画のようです。確か当時公開されたMVには、エイズについて語るクエンティン・クリスプの告白が映されていたような記憶があります。

あの頃はよく理解もせずに遠い国の遠い話だった自分も今、多様性を受け入れ世界が広がりつつある時代に生きて様々な事が身近に感じられるように思います。

世の中は変わったのだなぁと。争いや辛い現実もあるけれど、個性を持つ人々が自分らしく生きようと声をあげられる今は少しは良い方向へと向かっているのかと。


#冬に聞きたい一曲



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