火傷した彼女を手当てしたら・・・
(いそげ・・・いそげ・・・)
俺は駆け足で自宅へと向かっていた。時刻は19時30分。吐く息が白くマスクの中が蒸気で少し濡れていた。空には満月が昇っている。
今日は1か月ぶりに彼女と会うんだが、繁忙期で忙しく(俺の仕事はサラリーマン)今日はたまたま、早く帰れた。で、タイミングよく彼女から会いたいと言われ、こうして急いで家に向かっている。
今日は彼女が料理を作ってくれているので、とても楽しみ。心の中はルンルン気分(35歳の男だが、気にしない。)
アパートについた。部屋の電気が付