自作GPTs紹介
今まで私が趣味で作成してきた自作GPTsを紹介します。今回は画像編。
1.画集クリエイター(Art Collection Generator)
ユーザーが指定した枚数の画像を出力します。紹介には一応最大8枚くらいとしていますが、内部的には制限はかけていません。DALL E3の機嫌次第です。
ユーザーが指定するキーワードやアップロードした画像ファイルをもとに、簡易的に世界観を構築し、情景とストーリーを創造し、描画します。
出力した画像を指定して、その一部分を修正することもできます。
※DALL E3の仕様変更で、ちょくちょく複数出力できなくなることがあります。。→ 難しいのは、複数枚の連続生成と、複数シーンを1枚の絵を分割して入れてしまうのを防ぐことを確実に実施させること。それぞれ強めの指示が必要ですが、プロンプトインジェクション対策の指示が強すぎて無視されてしまうこと。プロンプトインジェクション対策の指示を取り除くだけで確実に実施されるのですが。。
2.模写クリエイター(Image Replicator)
個人的には一番多用しています。
ユーザーがアップロードした画像ファイルを分析し、同じ世界観の画像を描画します。アップロードする画像は、複数枚でもOKです。
似たような画像を作りたいときは、対象画像のみでも、対象画像に対して変化を与えたい言葉を添えてもOKです。例えばこんな感じ(上のカメレオンの絵は<ないとっち|note>さんの画像)。
画像分析と画像生成の指示部分でかなりの文字数を消費するので、改造するたびにGPTsの8000文字制限とのせめぎ合いになります。
3.ゴールシーク絵画クリエイター(Goal Seek Painting Creator)
落合陽一さんとシュンスケさんのプロンプトを融合して、ユーザーが指定するテーマやアップロードした画像ファイルをもとに、世界を創り、情景とストーリーを創造し、描画します。
画像生成プロンプトを作る指示の一部は以下のような記述になっています。
ユーザーからテキストまたは画像ファイルで提供された{描画対象}について、{ゴールシーク・ワールド・エージェント}に従って世界を構築し、それを言語化します
ゴールはユーザーの{描画対象}を深く理解し、直接影響する要素とテクスチャに影響する要素で表現すること。成果物は五感に訴える詳細な描写から情景を作ることです
世界を構築するための複数エージェント、オブジェクトの指示で文字数を消費するため、これもGPTsの8000文字制限が厳しい。メンションで別GPTsが自動で呼び出せるようになったら複数に分割したい。
4.Portrait Creator(似顔絵クリエイター)
自分の似顔絵アイコンが欲しくて作成したものです。ユーザーがアップロードする写真やイラストをもとに、いろんなアートスタイルで似顔絵を作成します。
似顔絵特化版の画像分析と画像生成のプロンプトで構成されています。
これも双方の指示文でかなりの文字数が消費されGPTsの8000文字制限で苦しむ。。
5.怪画クリエイター(Odd Image Generator)
奇妙さレベル(=WEIRD LEVEL)というのに興味を惹かれて作ったGPTsです。
奇妙さレベルと、画風を指定して、画像を描きます。画風の種類は次の通り。複数の画風の指定も可能。
「写実的」「抽象的」「シュールレアリスム」「デフォルメ」「コラージュ」「アンバランス」「奇妙な色彩」「奇妙な構図」「サイケデリック」「ダーク」「ユーモラス」
確率で奇妙さレベルや組み合わせる画風の種類や数を変動させて描くこともできます。
6.詩画クリエイター(Poetic Visionary)
統一した世界観を画像で表現するために、詩を取り入れたGPTsです。
指示内容は次のような感じ
ユーザーから与えられた{キーワード}が持つ意味を深く考察した結果から世界観を構築し、その情景とストーリーを詩として紡ぎ、その詩から連想される画像をユーザーの指定枚数分、生成します。このプロセスは、詩的な創造性と視覚芸術の技術を組み合わせたものです。各ステップでは、緻密な計画と創造的な自由のバランスを取りながら、一貫したテーマと感情表現を維持することが重要です。また、技術的なスキルと創造的な洞察力を駆使して、ユーザーに深い感動を与える作品を目指します。
2枚目以降、「別場面お願い」と指示すると、同じ世界観の中で構築された情景の一場面を切り取って、画像を作ることができます。
7.パワーポイント用イラスト作成
PowerPointのスライド用のイメージを作るためのGPTsです。
一度に複数枚の画像を出力可能です。デザインパターンと描画対象を指示します。デザインパターンは以下の通り。
① フラットデザイン:深さや影なしのシンプルなデザイン
② ミニマリズム:必要最低限の要素だけの洗練されたデザイン
③ グラデーション:色や明暗の変化で奥行きや動きを表現するデザイン
④ イラストレーション:手描きやコミック風の画像で個性やユーモアを表現するデザイン
⑤ピクトグラム:言語によらず情報を伝える単純化された絵や図形
⑥ ラインアート:シンプルな線、緻密なディテール、優雅な形状、連続したライン、モノクローム
⑦ その他 (希望するデザインパターンを記入してください)
8.Creativix Logo
オリジナルのロゴをターゲットとなるユーザー層、ロゴデザインに求める目的や目標、異なる文化や産業の美学への理解などを考慮し作成します。
ロゴのスタイル、雰囲気、詳細度、カラーパレット、レイアウトを選択、人間の美学と黄金比などのデザイン原則を適用し、視覚的に魅力的で機能的なロゴを作成します。SVG形式の画像も作れます。
9.Worldscape
ゴールシーク絵画クリエイター、詩画クリエイターと似たコンセプトのGPTsです。世界観の構築、その統一性など、同じコンセプトに基づく絵を複数枚作りたいときに役立ちます。特に世界観の構築にこだわったものです。
10.Hiper Describe
2番で紹介した「模写クリエイター」の画像分析および画像生成のプロンプトを一新したGptsです。どちらが優れているかは、得手不得手があるので一概には言えません。初のGPT Store出品作です。
アップロードした絵に似た世界観の絵を創ります。そのまま文字は入力せず画像をアップロードするだけでOKです。
アップロードする画像の一部を変更したい場合は、同時に短い言葉で変更指示を出してください。
11.Image Weaver
2番、10番で紹介したものと基本的に同じ。
ユーザーの入力したキーワードと画像から、最適なモードで動きます。枚数指定もとりあえずできます。
- キーワードのみ: キーワード入力モード
- 画像のみ: 画像再現モード
- キーワード&画像: 画像融合モード
キーワードを深く理解して、情報を拡張し、画像を描く主題や要素にマッピングします。
12.Infinite Image Creator
入力されたキーワードを元に絵を描きます。プロンプトはほぼPythonで書いてます。
キーワードから時間軸、感情軸、文化軸、現実と虚構軸のどの軸で分析するかを決定し、それにあう人物または場所を選択、その世界観に合う画風を決定し、情景を豊かにするその他要素を追加して描写します。
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