【他】バナナの叩き売り

差押マニアな僕でも、未だ「軒下競売」に立ち会った経験がありません。
だって稀なんですもの…

軒下競売とは
「あー、このテレビ1万円。この骨董品、まとめて1万円。」といった具合で、差押現場に関連業者(骨董屋など)が数社やってきて、家具などの資産をオークションで買い取ってゆく競売のこと。

家電販売店や呉服店などは今でも対象のようで、現場では1割ほどの値段で売買が行われます。

でも先日、そのチャンスが訪れました。
文房具店を営む経営者で、近く動産差押と同時に軒先競売も行われるとのこと。でもあいにく場所は鹿児島で、その日は子供の誕生日…

うぅ...行けない...

社長「大事な備品が、バナナの叩き売りですわ...」
僕 「じゃあその買取業者からその場で買い戻せばいいのでは??」
社長「!?」
僕 「運び出すの面倒だろうし。1割で競売なら2割で買い戻し」
社長「でも原資が...」
僕 「そんな時こそ友人や家族でしょ、文房具なら買戻後にメルカリで行けるかも笑」

早速、実験してもらいました笑
最終的には競売自体に本人も参加できたとのことで、転売価値の高いものだけ買い戻したそうです笑
まさに「マッチポンプせどり」です笑

追伸

上記のケースは末期(差押)手前での相談でしたが、初期段階であれば「相談者の動産の財産目録を作りホワイトナイトが”名義上"購入し、公証役場で確定日付を押し、相談者の現地に保管してもらってる体裁を整えておく」といった準備も理論上は可能です。そうすれば動産差押当日に「これは僕の資産じゃない」といった意見を管財人に主張して差押対象から外してもらう措置を狙うこともできます。←ただの一般論ですよ

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