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X スペースより 90 「弁護士からの相談をウルトラCで返した時の話」

弁護士さんからご相談を受けたんですよ

弁護士の方で解決できないから、ちょっと意見聞かせて欲しいって

これ相当面白いんでぜひちょっと紹介しないなと

わりかし弁護士さんってプライド高いから
俺らみたいな事件屋に相談するって前代未聞なわけですよ

その人は依頼人が知人に70万円を貸し付けたんだけど帰ってこないと
依頼人がその弁護士のところに相談が来たわけ
依頼人がその知人に貸して70万貸したんだけど帰って来ないって相談その弁護士にしたと

貸した先の相手の友人の名前わかってるんだけど、その住民票住所に住んでないのよ
だから住所を追いかけることはできないわけ

さらにね、なんか電話かなんかを通じて話したんだけど
そもそもその向こう側も返す気がないのが見え見えになったらしいのよ

で金額も70万だからその手数料どこまで取っていいのかっていう問題も含めて制約条件が多いわけ

あんまり たくさんのことやっても、じゃあいくらかかるんだって話なわけですよ

正直もっと効果的な回収方法ないですかねっていうところがあったわけ

いろいろ他の弁護士でも聞いてみたら出てこなくて、ちょっとウルトラCありませんかっていうそうなんだったわけよ

通常は少額裁判やりましょうって話になるわけ
額面が低いから少額裁判とか70万円ぐらいで額だったら簡易的な裁判があるんだけれども
そもそも少額裁判で出廷しててこない可能性があるわけ
裁判で債権が確定したとしても口座がどこにあるかとかも不明だと回収にまで至らないわけよ

だから事実この相手の口座がどこにあるかも全然ヒットしなかったんだって 弁護士も探したんだけど
だからわかってるやつなんだよ

さあどうするかって話なんだけど

俺たちはこう考えたの、最初に依頼者に税金滞納してもらうの
全然関係なく依頼人だよ、あえて税金20万ぐらい滞納してもらう

で税務署の方から連絡来るじゃない払ってくださいって
そしたら「いやもう返したいんだけど資産はねこの70万の小切手しかないんだよ」っていうわけ
でその友達への債権70万を見せるわけ
「これ事務所の方でさ70万回収してくんないか」と
「そしたら20万そこから抜いて納税しますんで」ってって誘導する

つまり債権を小切手みたいな感じで利用して税務署をこっちの回収担当として使うわけ
かなり応用テクニックなんだけど
これね債務者の名義と裁判所の債権の判決があれば 税務署は代わりに回収してくれるわけ

第二次納税義務っていう国税徴収法の33条かなんかに沿った回収方法なんだけど
税務署を味方にして回収担当として使うっていうある意味面白い戦い方なのよ

この話聞いたら、その弁護士さんすっごい興奮して今年一番興奮しましたってめちゃめちゃ喜んだ

基本的に依頼人に滞納させるなんてやり方思いつくわけないわけ
弁護士は思いついても言えないですし
所詮職人だよなと思ったよね

ただねこれまだ実験したことないのよ、机上の空論なの今のところ

だから一緒に遊びでやってみませんかって提案してこれから実験するんだけどね
「これで依頼人も救われます」みたいなこと言ってて面白いなと思ったよね

これ前例としてなんかできたら
少額裁判で判決パパッと取っちゃって
すぐに仕掛けられるのかなっていう

ただまぁこれその70万の債権に対して 滞納が20ぐらいの比率だったらいいんだけど
もうちょっとギリギリになってくると税務署や協力してくれない

税務署も一応その費用対効果は常に考えてるから


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