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なぜ、サイゼリヤは安いのか?

やっすー!
たっかー!

ギ◯◯ムダ◯◯コさん。
◯スト◯でバク売れランキング30。
100円以下の超ウマイどんぶり選手権。
オモ◯◯イ店。

日本という国は、すべてが「高いか安いか」です。
価格という縦軸しかない国です。

「保護者会はサイゼリヤじゃないと誘えない」
「誕生日ディナーにサイゼリヤってどうよ」

多分その、高いか安いかでしか考えられない軸が、日本経済低迷の元凶です。

ユニクロ、安いです。
でも品質はしっかりしています。
長持ちするし、ヒートテックなんて本当に温かい。
毎年新しい繊維が出てきて、ますます快適な生活を、”リーズナブルに”演出してくれます。
デザイナーとのコラボあり、CMに起用するのは結構な俳優たち。
今や誰も文句の言えない存在です。

失われた20年真っ最中の頃、日本経済の低迷はユニクロとNTTドコモのせいだと言った人がいます。
ドコモに払う高額の携帯料金のせいで、ユニクロの価格帯の服しか買えない。そんなニュアンスだったと思いますが、これこそまさに、価格という縦軸しか考えていないという象徴ですね。

そして、多くの人を虜にしている、思考停止という「バカの壁」があります。
安い、金のない人が行く、安物を出す、働いている人の給料も安い、たいしたものはない、サービス悪い…

私がサイゼリヤで働いてみたいと思った理由のひとつに、ある書籍があります。

これは、kindle unlimitedでも読めますので、ぜひ読んでみてください。
この本を読んだときは衝撃でした。

また、本に書いてありますが、まさか星付きシェフをアルバイトで採用するというサイゼリヤの懐の深さ。
多分その懐の深さが、還暦過ぎた私を採用してくれたということだと思いますが。

でも、星付きシェフがサイゼリヤに面接に行くということ自体、すごいことです。
こういうシェフは、価格という縦軸だけではなく、いろんな軸を持っているのでしょうね。

私の親友にもシェフがいます。
小さなレストランをひとりで切り盛りしている、とても優秀なシェフです。
彼もこの書籍を読んでおり、ある日電話で話していると、
「今一番行ってみたい店がサイゼリヤだよ」
と、言っていました。

もちろん彼の店は、超ブラックではありません。

でも、彼の店で食事をするたびに、感心してしまいます。
「おいしいなあ」

これもまた書籍の話をしますが、
「おいしいを経済に変えた男たち」
という加藤一隆さんの名著があります。

その序文(言わば推薦の言葉)を書いているのが、サイゼリヤの創業者である正垣泰彦さんなのです。

そして、著者の加藤一隆さんをして、
「私はサイゼリヤが外食産業の現時点での完成形だと思っています。つまり、安さとおいしさの両立です」
と言わしめているのです。

「話かたーい!」
と、言われる覚悟はできています。

今日もお読みいただいてありがとうございました。


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