見出し画像

TOILET in Mountain

山でのトイレ事情

山に入る前に用を済ますことですが、食べたものや体調の悪いときは、山中でしなければならないときがあります。

カナダではグリズリー(grizzly bear=ハイイログマ)のことを考え、大きい方をするときは、予め穴を掘り、そこにして、埋める。ように指導されました。犬よりも嗅覚に優れたクマに影響を与えないためです。

マタギ(又鬼)の世界でも、沢から離れたところで用を足すという掟《おきて》があります。

以前、数人の登山者が、町で買った弁当を食べ、腹を壊し、稜線の雪解け水(沢に流れている水)で用を足してしまった。その汚染された水は、下流にあるテント場へ流れ、しばらくテント場は使えなくなったことがあります。
合わせて注意することの中に、上流に山小屋がある沢の水を飲むのは控えましょう。

山の途中にある山小屋などでは、ほどんどが有料のトイレとなっています。小銭を用意しましょう。トイレ管理には手間とお金がかかります。微生物の力で分解するバイオトイレなどもあります。

携帯トイレが推奨されています。ジェル状に固まるもの、臭いを抑えるものなどあります。山だけではなく、有事の際にも使えます。備えておくのも必要ですね。

携帯トイレ(モンベル)トイレマナーや使用方法なども書かれています。

過疎なところの旅行でも、トレイというものがない場合が多く、バスが誰もいないようなところに停まり、傘などで隠し、用を足してもらうこともあります。

山での隠語

山では「雉撃《きじう》ち」「花摘《はなつ》み」などと言います。
「雉撃ち」は男性が山中で排泄することで、その姿が雉を撃つ猟師の姿に似ていることからきたものです。女性の排泄は「お花摘み」花を摘む姿に似ているからことからきているのでしょう。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?