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トレッキングポールの選び方・使い方

トレッキングポールの選び方

価格ではなく、自分が如何に使いやすいものを選ぶかがポイントです。

  1. 伸縮タイプ(ねじり式)」私も最初はこれを購入しました。ですが、壊れます。登山後のアフターケア(メンテナンス)をちゃんとしていなかったということもあるでしょうが、ねじって緩め、ねじって締めるタイプで、このねじる元に砂や水が入ったままにすると、動かなくなってしまったり、空回りになり、使えなくなります。価格が安いというのもあり、カスタマーの方は殆どがこれです。アルミ製が多いです。凍ると回せなくなります。

  2. 伸縮タイプ(レバーロック式)」私は現在これを使っています。レバーロックなので、締めるのも外すのもワンタッチです。壊れる比率が低いです。カーボン製は少し高いですが、軽く丈夫です。仕舞ったり出したりが素早くできます。

  3. 折り畳み式」このポールの特徴は、中にゴム紐などが入って折りたたむことによって、収納が小さく、ザックの中にも入れられるという点です。軽量です。

使い方のコツ

高齢になった私は、最近このポールのありがたみを感じています。特に、登りはとても楽です。それは、ポールを使うことでバランスが良く登れること、足への負担が少なくなったことです。
急な登りは、ポールの中ほどをつかみます。岩場やくさり場では、ポールを畳み、ザックにつけます。(三点支持が必要なところ)

初心者や高齢者は、下りが苦手です。ただでさえ筋肉が少なくなっているところに、ドスンドスンと降りていると、膝が笑ってしまい、疲れもあって、安定性を失います。
急な下り坂で、ポールを急に下がった段差の下に突くと、前かがみになり過ぎ、腰が引け、そのまま前に倒れることがあります。そんなときは、ポールを短くし、残っている足の近くにポールを置いて、頭も首だけ下を見るようにすると、姿勢もよく、バランスを崩すことも少なくなります。同じ転倒でも、おしりをつく程度がベストです。
いずれにしても、ポール一本に全体重を預けるのは、危険です。それが外れると間違いなく転倒します。ポールが折れる原因にもなります。ポールは補助として使いましょう。

急斜面のトラバースでは

急斜面のトラバース(traverse)では、ポールを山側に2本持ち、横方向に刺し、バランスを保持するといいでしょう。雪の斜面では当然アイゼンも必要です。本格的な雪山では、ピッケルが必要です。
※トラバースとは、斜面などを横切ること。

先端のゴムをつけよう

先端のゴムは、木道や他者への配慮としてつけましょう。木道に小さな傷をつけてしまうと、そこから腐食がはじまり、壊れやすくなります。他の登山者や転倒した際の自分にとっても怪我をすることを防ぎます。
ただし、ぬかるみなどでは無くなってしまうこともあるので、1ヶ予備を持っていると良いかもしれません。私も泥に取られてしまったことが何回かあります。
交通機関に乗る際も、他者の乗客にも配慮しましょう。

トレッキングポールガイド ー自分に合ったポールを選ぼうー(モンベル)
トレッキングポールの基礎知識。種類やシーン別のおすすめタイプを紹介(山と渓谷オンライン)

参考HP

※以前にもお話ししましたが、ポールに針金とテープを巻きつけておくと、いざ靴底が取れても、仮補修ができます。

針金とテープをポールに
レバーロック式


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