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介護との出会い

私が初めて介護という仕事と出会ったのは小学校4年生くらいだったと思う。
祖母が経営している自宅兼宅老所に初めて行った時、おじいちゃんおばあちゃんが集団で生活しているのを目にした。
その時は「へぇ、こんな仕事があるんだ。なぜこの人達は家に帰らないのかな?」と思うくらいだった。

最初は祖母にデパートに連れて行ってもらったり、祖父に釣りに連れて行ってもらったりと、田舎を満喫する生活だったが、何回も通う内に、施設にいるおじいちゃんおばあちゃんに興味を持つようになった。

宅老所で働く職員さんの対応を見る内に、自分も話してみようかな?と思い。声をかけることに。

「こんにちは」と声を掛けると、ニコニコの笑顔で『はい、こんにちは。どこから来たの?』と返してくれた、そんな簡単な会話だったが、その当時の私にとってはとても嬉しかったのを今でもハッキリと覚えている。

そして、気が付くと私の周りには私に興味を持ったおじいちゃんおばあちゃんが集まり、皆と会話を楽しんでいた。

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