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それぞれの人生の始まり

1993年の春 娘は出産予定日ぴったりにこの世に出てきた

私は看護学校を卒業しすぐに娘を授かった

看護師免許取得後 大きなお腹で働きながら出産日を迎え 初めての経験にどうしたらいいのか分からなかった 初産の母親の気持ちは誰でも同じだと思う

親の愛情を一切受けてこなかった私は 子供を育てられるのか大きな不安があった

母性が芽生えるのか それも予測できなかった

退院前日 娘は新生児黄疸になり 24時間光線療法を行った

この時が母性の芽生えとでも言うのだろうか

「かわいそう」と言う感情と共に涙が溢れだし 私は一晩中泣いていた

一方 夫はと言うと

私が陣痛で苦しんでいる時に 私が預けた数十万円の出産費用でパチンコに行っていた

帰ってきたのは出産後少し落ち着いた頃であった

「なぜかパチンコですごく勝ったよ」

平気な顔で言う夫に 私は笑顔で答えた 「良かったね」

なんせ 夫は私の人生で初めて私に愛情をくれた人だったから

夫との出会いはまた新ためて投稿することにする

こうして 私と夫の娘として産まれた事で 娘も波乱万丈の人生に巻き込むことになる

そして 娘を出産以降 私は娘から沢山のことを教えられることになろうとは、この時は予想も付かなかったのである

追記:宇宙戦艦ヤマトのアニメは予想以上に奥が深く面白いですよ♪

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