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飲酒運転している人達を『人殺し予備軍』と呼びませんか?

強烈なタイトルですが、1つ言いたいことがあります。
それは、『言い方を変えて、ニュアンスを柔らかくする風潮がある』です。
過激な発言はよくありませんが、注意喚起という意味では、私は使うべきだと考えています。

例)『いじめ』だとどうなる

それでは、『いじめ』で考えてみてください。
『いじめ』を『暴力』『暴虐』『リンチ』『暴行』と言い換えたらどうでしょうか。
「○○小学校ではいじめがあり~」
ではなく、
「○○小学校ではリンチ・暴行事件があり~」
とニュースが流れたらどうでしょうか。
重いイメージに代わりませんか?
『いじめ』を受けている側は言葉が違うだけで、全く同じことをされているのにです。
『いじめ』をしている側をオブラートに包む意味がありますか?
無いでしょう。

『飲酒運転』で考える

今年5月、群馬県の国道で、トラックが乗用車2台に衝突し3人が死亡した事故がで起きました。
ドライバーの『飲酒運転』による事故です。
ドライバーは昔気質の69歳男性と報道されていました。
3人を殺した犯罪者です。
亡くなられた3人とドライバーとは面識はありませんが、とても許すことのできない犯罪です。
『飲酒運転』では、「たかだか酒を飲んで運転しただけ」と聞こえてしまいますが、『人殺し予備軍』※1では、『人殺しをする可能性を秘めている人』になりませんでしょうか?
罪を、他の言葉でごまかしてはいけないと思うのです。

アルコールチェックの義務化は厳しくなっているが…

アルコールチェックの義務化は年々厳しくなっています。
当然、事故を起こしたドライバーも実施していたと思います。
(テレビで見たニュースでは出発前に実施したと報道されていました)
出発時に問題がなかったということは、出発後のどこかでお酒を飲んでいたことになります。
意識が低すぎです。
はっきり言いますが、馬鹿じゃないでしょうか。
飲んだことでどうなるのか、考えられなかったのでしょうか。
結論から言いますと、『病気』だと思います。
(言い方をあえてキツくしています。)

考えられない人が世の中にはいる

「お酒を飲んだらどうなるのだろう」と考えることができない人はいます。
その『病気』の人達への対策は2つあると考えています。
1つ目がハード、2つ目がソフトです。

1つ目のハードは、アルコールチェックの回数を増やすことです。
現在、アルコールチェックの義務化により、運転の前後にアルコールチェックをすることが義務付けられています。
これを30分に1回の義務にした場合、どうなるでしょうか。
30分後運転できなくなるので、どこかでお酒を買って飲むという行為自体出来なくなります。
かなり極端な内容ですが、それくらいしないと『病気』の人達にお酒を飲まれてしまいます。
考えられない人には『考えるスキを与えない』くらいやらないとダメでしょう。
ただ、30分に1回は現実的ではないので、どこまでだったら実施回数を増やせるのか、現場の人と話をしてみてください。
その話をするだけでも、
「自分が当事者なんだ」
と意識を強くさせることができますよ。

2つ目のソフトは、タイトルにある通り、
「『飲酒運転』は『殺人者予備軍』です」
と口を酸っぱくして言い続けることです。
考えられない人でも毎日
「『犯罪者予備軍』になるよ?」
と言われたら、何もしないより意識させることはできます。
少し洗脳チックではあると思いますが、これくらいしないとダメです。

『飲酒運転』の事故をやられた後のことを考えよう

『飲酒運転』の事故を社員にやられると会社の評判が下がり、関係ない社員の生活まで脅かされてしまいます。
管理者の方々は、社員とその家族までやしなってあげることができますか?
『飲酒運転』という言葉で流していませんか?
会社に『人殺し予備軍』がいると思ったら、このままでいいですか?
ぜひ、考えてみてください。

※1『人殺し予備軍』という言葉はありません。この記事を書くための造語です。『犯罪者』より『人殺し』の方がインパクトがあると思い、造りました。

◆参考資料
・NHK
3人死亡事故 トラック運転手を危険運転致死傷の疑いで逮捕

・東海理化
【最新】アルコールチェック義務化とは?対応内容や罰則などを解説

・公益社団法人日本心理学会
飲酒運転をする人が後を絶たないのはなぜ?

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