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#162 プロジェクトエコノミー

先日技術士会が主催するプロジェクトマネジメントのWEB講習会に参加しました。平日午後からの講習会だったのですが、時差の関係で始業開始前の早朝に受けることができ、少しお得感がありました。

この講習会で初めて「プロジェクトエコノミー」という言葉を知りました。後から調べてみると2021年10月ほど前に専門雑誌で紹介されてから、広く認知されてきたようです。

「プロジェクトエコノミー」は、これまでの変化がゆっくりな環境では、どれだけオペレーション(定常業務)を効率的に回せるかが重要だったのですが、これからの変化が速い環境では、プロジェクトをいかに回して変化に対応していくかが重要になるという考え方です。


今プロジェクトに携わる中で、アフリカでも以前と比較して環境が大きく変わってきていることを実感しています。

これまであらゆる行政手続きは人と人とのコネで円滑に進められていたのですが、ICT技術が導入されそれらの手続きが順次電子手続きに置き換わり始めています。

業務が効率化されていいのでは、と思いきや、これまでコネで進められていた手続きができなくなったり、頻発する停電や通信断絶により手続き自体進められなかったりしています。

また、今回の出張で初めて見掛けたのが、電動バイク。バイク普及率が高いので需要もあるようです。充電ステーションを見掛けたことはないのですが、日常的に電動バイクが使用されていることに驚きました。

これらを考えてみても、変化してきていることは実感できます。


プロジェクトエコノミーの到来により、変化に対応しながらプロジェクトを遂行するプロジェクトマネジメントの重要性が高まっているものの、オペレーションが不要という訳ではありません。

両者のバランスをとることを前提に、プロジェクトマネジメントを少し掘り下げていこうと思います。

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