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#151 4日間の断水!?

首都から150kmほど離れた街に
宿舎を構えています。
そして、宿舎での生活を始めて2週間ほど経過してようやく
生活が軌道に乗ってきました。

というのも基本的なインフラが
脆弱で毎日停電と断水が繰り返します。
入居して宿舎整備を始めたときは、
たまたま4日連続の断水がありました。

宿舎の水道栓を開いても水はでず、
水洗トイレは備え付けられているものの
用を足しても流せず。

途方に暮れていると、
宿舎の管理人の息子が来て、
「水を持ってきてやる」
と、バイクに乗って出かけていきました。

暫くすると、バイクの荷台に
ポリタンクを2個ロープで括り付けて
返ってきました。

ポリタンク1個20Lほどで6~7円。
街中には、タンクに貯めた水を売る
お店というか家があり、
そこから調達してくれたのです。

それを大人一人が入れるくらいの
ゴミ箱を買ってきて水を確保しました。

昼に出ないだけで夜には出るだろう、と
試しに一晩過ごしてみたのですが、
次の日の朝になっても一滴も
水が出ませんでした。

その夜は、ゴミ箱に貯めた水を
プラスチックのタライですくい
一日の汗と埃を流しました。

既に契約を終えて敷金礼金を払っていたので、
「これはやってしまったかな」
と、かなり焦りました。


「こんな生活はできない」
と思う人がいるかもしれませんが、
自分としては、「こんなもんかな」と
感じています。

私自身、コンクリートで囲まれた街の
マンションで育ってきたのですが、
それでも、この生活が苦にならないのは、
この生活を望んでいたからかもしれません。

ある時期から「海外で働きたい」と思うようになり、
「そのためにはインフラがない生活にも慣れないと」
と考えるようになりました。

クーラーはできる限り使わず扇風機ですごしたり、
お湯が使えなくても敢えて水浴びをしたり、
無駄に野宿をしてみたり。
そうしていると、知らず知らず慣れてきました。
今では多少の停電や断水があっても、
平常心でいられるようになっています。


生活の基準を決めると、行動が変わってきます。
これは生活に限らず、仕事においても同じようです。

仕事・判断の基準を決めると、行動が変わる。
そう頭では分かっていても、実践できておらず
仕事においての判断基準が未だはっきりしないところ。
日々精進です。


ちなみに、断水の原因を聞いてみると、
この町の水道水の水源は井戸水なのですが、
それを汲み上げて運ぶためのポンプ電源となる
発電機に使う燃料がない、とのこと。

今では、水道管から昼は無理でも
夜は水が出ることが分かったので、
建物の屋上にタンクを追加で設置して、
昼でも水が使えるようになりました。

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