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【ストレス】と腸内環境

 ストレスは腸の健康に大きな影響を及ぼします。それは腸が「動きを止めてしまう」ことです。

 ストレスが続くことで身体と心が疲弊しきってしまいます。同時に腸内環境も悪化して身体に様々な被害をもたらします。

〈ストレスは間違って認識されている〉


 まずはじめにストレスと聞くと「疲れている」「イライラする」と言うマイナスな言葉が連想されます。

 しかしストレスというものは人間の正常な反応であり身体(身体・精神両方)を守るためのストレス反応という防衛機能になります。

 ストレス反応には段階があり

○反応期
○抵抗期
○疲弊期

の3つの段階があります。

 簡単に説明をすると
反応期では身体に影響を及ぼす害に身体が気づきます。
抵抗期ではそれを受けてホルモンを分泌し、血糖、血圧を上げて交感神経を高めます。これで身体は戦闘状態となり害と戦い
はじめます。
疲弊期では戦い疲れたため、身体の調子がダウンします。
 一般的には疲弊期をストレスと呼ぶことが多いでしょう

 そのため疲れた状態はストレスではなく「ストレス反応による疲弊」というのが正しいでしょう。

〈戦いから疲弊するまで〉

 抵抗期には副腎と呼ばれる器官からカテコールアミンコルチゾルといったホルモンが大量に分泌され身体を戦闘状態へと導きます。

 戦闘状態では交感神経が高まるため、副交感神経の働きは少なくなり内臓も働きにくくなります。次第に疲弊して行くためエネルギー供給も内臓に届きにくくなります。

 これにより「腸が動かなくなる」という状態が完成します。

 そして動きを止めた腸では流れがなくなるため「悪玉菌」が主権を握り腸内環境が程なく悪化します。

 これにより便秘ガス溜まり吹き出物などの不調が身体に出現します。腸内環境は食事だけではなくストレスによっても侵されることがあります。

〈ストレスは腸内環境に影響を及ぼす〉

 ストレスによって「腸内環境」は侵され、身体の健康状態にも影響を及ぼします。

 腸活のための食事制限も苦痛になっているのであれば間違いなく「ストレス」となり腸の動きを鈍くする原因になります。

 そのため腸活では習慣や食事内容だけではなく上手な「ストレスコントロール」も必要になるわけです。





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