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腎臓病の夫との、静かなバトルの日々4

「今日は、これこれ、豚肉塊肉(^^♪ 煮豚にするかな~?」

 
セールで豚塊肉を2パックもゲットして、夫がほくほく顔です。先日は鶏手羽元の巨大パックを買って来ていたのに、巨大肉祭りです。

 
今年のお正月に、テレビの料理番組で煮豚を作っていて、実家に帰るときに大量にそれを作ってお土産に持って帰ったところ、おいしくて親戚中に大好評だったので、夫が私の得意料理が煮豚だと、思っているようです。その時夫自身は、おいしい煮豚を少ししか食べられなかったので今も不満に思っているのでしょう。(全く、食いしん坊で食い意地が張っているのです。)


 
減塩レシピの煮豚と、普通のレシピの煮豚、調味料の量は劇的に違います。後者では100~150㏄のお醤油ベースで浸け汁を作り、保存袋で一晩浸けるやり方でしたが(浸け汁は大量に残りますが、これはうどん出汁に足したりしておいしく頂くことが出来ます。)、前者で使うお醤油は、小さじ2杯だけです。鶏手羽元の煮込みの時と同じく、少ないお水の量で、こっくりと煮つける事で、塩分を無駄なくまとわせるやり方です。お醤油がとても節約できるレシピです!おいしく作ることがちょっと難しそうな予感です。

 
ただ、

 
今回は棒状の塊なので、煮込んですごく小さくなっても怒られそうだし、かさ増しも兼ねて一口カツにしようと思います。夫はとんかつも大好物だし、こっそりお弁当用に冷凍しておけるかもしれません。( ´∀` )


そして、とんかつ

 
薄切りにした豚肉は、包丁の先で筋切りをし、さらに背側でドンドンと叩いて伸ばし薄べったくします。匂いがあまり好きではなく、もみ込むのが嫌なんですが、香味付けのためにすりおろしたニンニクを使います。それと、夫の愛用の、塩入胡椒を振って少ししっかり目の味付けをします。

 
私と子供は「とんかつと言えば、キャベツの千切りととんかつソース、ときがらしは必須」なのですが、大家族野生児出身の夫はとんかつをそのままで何もつけずに食べるのがいつものパターンです。しかし最近、とんかつソースに味をしめてきました。

 
とんかつと言えば、カツを食べているのかソースを食べているのか分からない、というような、私の悪習慣を真似られては困るので、今日はソースをかけずにそのままで食べられるように下味をしてみました。

 
パン粉が落ちて油が汚れるから、と怒るので、衣をつけてから、冷蔵庫に入れてなじませます。


 
その間にサラダを作ります。姉の新玉ねぎを半分と夫の小さめの紫玉ねぎ、パプリカが半分残っていたのを全部薄切りにし、しばらく水に晒します。レタスも、太めの千切りにしたら別のボウルで晒します。

 
玉ねぎとパプリカは水から上げて塩を振って、絞ってもう一回晒して絞り、30㏄くらいのお酢に砂糖小さじ1杯を溶かしたものに浸けます。

 
丁寧な方は、一回酢に浸けたら、そのお酢を捨てて、改めて味付けをすると完璧なのですが、私はいっぺんに味付けをしてしまいました。塩コショウを少し振ってオリーブ油を混ぜて、水を切ったレタスと和えます。

イキのいい、姉のレタス

サラダを薄味に仕上げるためのドレッシングは、砂糖と酢が決め手になるように思います。砂糖を利かせたドレッシングは、結構おいしいです。

 
夫は生野菜を嫌いなので、
「食べ切らないから。沢山作らないで。」
と言っています。

 
スープはコンソメトマト野菜スープです。

  
子供は、とんかつを半分はそのままで食べ、あとの半分はとんかつソースを冷蔵庫から出して、かけて食べていました。おっと、食卓に出しっぱなしで食べ終わってしまったけど・・・
 
夫にとって、自ら選ぶ、と言う事が大事だと思います。私はあえてソースをしまいませんでした。

 
カツをたくさん食べるとたんぱく質過剰になるけど、
あまりたくさんは食べていませんでした。ヨシヨシ。
      (10点満点中)3点
 
子供にとんかつの味付けを聞いたら、ちゃんと味が付いていると言っていました。塩コショウは少なめに心がけたつもりだけれど、ニンニクも味付けに一役買ってくれているのかなあ。やはりきちんと計量すべきですね。

みかんの花

 
「冷えるとゴムみたいになるから、このまま置いといて弁当に入れるわ。」
と夫。
私が冷凍保存しとくと言ったら、
「おいしくなくなるんじゃないかな。」
と心配していました。
 
薄切りしてカツにしたら思いのほか量があるので、1パックだけすれば良かったな、と今日も作り過ぎを反省するのでした。


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