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中国という名の脅威

先日興味深い記事を見つけた。それは中国が将来、世界的な木材輸出国になるのではないかという記事だった。世界の工場と言われて発展してきた中国。製造業だけではなく、今やIT業界での存在感の方も大きくなっていることは周知の事実だろう。その中国が林業でも幅をきかせようというのだ。日本は大丈夫か?大丈夫ではなさそうだ。

中国が世界最大の木材輸出国になる日も近い

中国の森林面積は1950年ごろには8.6%程度だったのに対し、今や20%
を超えている。そして2050年までに42%を目指しているというのだ。
現在は世界最大の木材輸入国である中国だが、その広大な人工林から自給生産し、加工製品を輸出する可能性は大いにあり得る。そうなった場合、単なる素材としての木材は価格競争に負けるだろう。

ブランドという強みを

日本の林業産地が実行できる生存戦略としては、「ブランド化」しかないと思われる。価格で競争せず、その産地が持つストーリーで差別化し、付加価値を付けて販売する。言うは易しだが、実行しなければ、現状の林業産地の状況を見れば壊滅的なダメージを食らうだろう。

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