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結束を強めるイベントとしてのお祭り

先日、吉野山にある金峯山寺のイベントである「蛙飛び」に参加した。
この祭りは、カエルの着ぐるみを着た人を乗せた太鼓台が吉野山を練り歩き、カエルから人間に戻る場面を再現した金峯山寺蔵王堂で行うことで終了する。厳密行けば、その日の夜中の3時から蓮の花をどこかに持っていくことで終了だ。
私の地元である枚方のふとん太鼓に似たようなイベントだなと思いながら参加した。12時ごろに金峯山寺から神輿を担ぎ、吉水神社まで登って、ロープウェイの吉野山駅まで下る。そこからまた金峯山寺まで戻るという過酷な祭りであった。飛び込みで参加したので、肩に乗せるタオルを忘れ、右肩を思い切り痛めしまった。だが、やはり祭りは楽しい。みんなで盛り上がる雰囲気がとてもクラブっぽくて好きなのだ。
ローカルの小規模のお祭りは参加型だと思う。盆踊り。神輿。近所の人たちが集まり、一体となって祭りを作る。それが良くも悪くも田舎の連帯感に繋がっていると思う。特に今回の神輿は痛みと疲労が伴う苦しい行事だ。苦しいタスクを一緒にこなすことは達成感と高揚感を与えてくれる。そして、より一層結束が強くなるのだろう。


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