5話 働きながら勉強する

彼女が公立高校への推薦を断って、実家から遠い工場で働きながら勉強する高校に進学したのは、親から離れたい・お金を稼いで自立したいという思いからです

家にいても自分の時間と自由が無い
そうなれば当然こんな所には居たくない
どこか他の所に行きたいと普通に思うわけです

良く親が許可したなぁと後で思ったわけなんですが、多分高校の授業料とかは働いた分で払うシステムだったので良しとしたのではないのだろうかと思うわけです

普通に進学したら普通にお金かかりますよね
それが共働きの親にとって大変なんですよ

みなさん、高校に行くのが当たり前だとか、学校のお金は親が出すのは当たり前だとか、簡単に考えてはいけませんよ

と、無事進学先が決まり入学する事になるのですが

入学式でルーズソックスで来た彼女は初日から先輩に目を付けられる存在となりました
さすがブラジル人!(なのか!?)
日本人の周りの目を気にする、周りと同じだと安心するというのがないですね

どちらかと言うと、いやはっきり言って不良グループの一員で、やりたい放題やってたようです
それでも何故か仕事の方は真面目にやっていたようで、大人からは高評価だったようです

そこの高校は普通に高校に進学出来ない子など問題を抱えている子が多い所ゆえ、途中で退学する友達がちらほらいたようです

タバコ吸っているのが見つかった、生活が合わなくて、皆んなとうまくやっていけなくて、などなど

そして彼女も

つづく

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