「こんにちは」のこと

8オオヤメグミ8です。はじめまして。
読み方は「オオヤメグミ」で合ってます。
あたまとおしりの8は黙字ってことで。エルメス(HERMES)のH的なやつです。
誕生日が8月8日だから。
見た目の忘れられなさを求めて、自分ならではって何だろう?とふと頭に浮かんだのがこれ。
8って見た感じも記号っぽいし。ほ~らあなたはだんだんゲシュタルト崩壊してくる~。
こういうこと言うと自分大好き人間っぽいけど、そう思えるようになってきたのは最近やっと。

「こんにちは」が口から自然に出てくるようになったのも、比較的最近になってからだ。

近くはない関係性の相手に対して緊張しながら発するあいさつ。
敬語相当の、どんなシチュエーションで言うのが正解なのかイマイチわからないあいさつ。
それが私にとっての「こんにちは」だった。
Helloって日本語に訳すと「こんにちは」って、嘘だろうと。
いつでも誰にでも使えそうな「Hello」に相当するのが「こんにちは」って…ホントに合ってる?
随分と立ち位置が違う単語だと戸惑った。
「こんにちは」はとにかくHello的じゃないのだ。

小学校からの下校中に近所の人に出くわして、「こんにちは」と言うと
返ってくるのは「おかえり」なのだった。
「こんにちは」なのに「こんにちは」ではなく「おかえり」。
「おかえり」と言われるのがわかっていても、近所の人に「ただいま」と言うのは違和感があった。
「ただいま」は、帰宅して母が向かえてくれた時に言うあいさつだと思ってたから。
かといって近所の人を正すわけにもいかず、「こんにちはって難しい…」と
小学生なりに苦悩していた。

中学以降、部活の先輩に敬語を使うようになり、校内で会ったら「こんにちは」だったが、もっと万能なあいさつは日本語にはないもんかと学生時代はずっと思ってきた。

新卒で入社した会社では、私はシステムエンジニアだった。
朝なら「おはようございます」なり「おはよ~」だが、それ以外は昼夜問わす「お疲れ様です」「お疲れ~」で済むことに味を占めた。
労働中、だから疲れてる、だからねぎらいあっていきましょう、ってステキやん?てなわけ。

なのに、昼休みにエレベーターで出くわした総務とか人事、いわゆる管理部門の人って「お疲れ様です」に「こんにちは」と返してくるのだ。
え?午前中、働いてましたよね?社内の人同士の昼以降のあいさつは「お疲れ様」では?
「こんにちは」は間違ってはない。
でも「お疲れ様」ではなくあえて「こんにちは」を使う意味ってなんなの?
とんだ肩透かしだ。

そして今、「こんにちは」がないと困る。
「お疲れ様」が使えない、バックグラウンドがわからない相手に
「私は怪しい者ではないんです、あなたといい感じに関わりたいんです」と知らせたい状況が、大人には数多ある。
深く考えなくていい。言やあいいのだ、感じよく。

ふ~、「こんにちは」がゲシュタルト崩壊してきちゃった。

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