就職しました

最近ついに就職をしました。
私は現在25歳で、ついこの間までフリーターでした。

フリーター期は自分がなかなか就職出来ないこと、時間が経てば経つほど就職が不利になっていくことに不安を感じていましたが、いざ就職すると、不安が解消された代わりに今度は新しい悩みが生まれました。

まあ人生ってそういうものですよね。

私って本当に就職したい！という願望以外無かったんだなあと気づきました。就職してからというもの、燃え尽き症候群もどきみたいな感覚に陥っています。

最近の楽しみは、散歩と甘いものを食べることくらいです。
正社員の仕事は、フリーターの頃より拘束時間が長くて疲れるので、会社に行って帰ってきて寝るという単調な生活を送っています。

あと自分の感情に正直に生きないことって案外楽だな〜と思いました。フリーターの頃は何かと自由で、何者にも権利を害されない状態だったので、ありのまま生きていました。

ありのまま生きられるって幸せなことのように思うかもしれませんが、ありのままの自分自身のことが嫌になる瞬間が多くありました。元々の性格が頑固で気がキツいため、そんな自分のことを「もう大人なのに痛々しいな〜」と思う反面、何の圧力もない自由な環境では抑えられなかったわけです。

しかし正社員として働くとなってくると必然的に、上下関係やマナー、社会のしきたり、その他いろいろな圧力によって、そういった私の悪い個性は行き場をなくしていくわけです。

社会に従順な自分の姿は、意外にも心地よいものでした。むしろ私がずっとなりたかった姿かもしれないと思いました。

他人とも自分自身ともありのまま向き合うことってきっとすごくエネルギーが必要だったのでしょう。

私とは反対に世間では、いつも他人に猫を被って接していることにストレスを感じている人が、出来ることなら本音をぶつけたい！といったような話の方が多いような気がしますが、本音で生きるのも結構しんどいですよ、と言いたいです。