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我が家の子どもカレー

大人も子どもも、カレーが嫌いな人ってあんまり聞かない。辛さの好みはあるとはいえ、あの何とも言えないスパイシーな香りには惹きつけられるものがある。我が子もカレーの「味」は好きだ。

しかし。

長女はじゃがいもと玉ねぎが嫌い。

でも形が見えなければOK。
なので、以前の我が家の子どもカレーの作り方はこんな感じ↓

①ルーを入れる手前まで大人カレーと一緒に作る
②子どもの分だけ別の鍋に取り分ける
③子どもの鍋の具をブレンダーでとにかく潰す!
④ルーを入れて煮る

「とりあえず栄養を」という思いで、これが定番になっていた。

しかし。
ある日次女が、
「こんど、カレーにじゃがいも入れてね!」
と言ってきた。
幼稚園でじゃがいもの収穫があり、じゃがいもが入っている料理について話を聞いた様子。

一応入ってますけど…。
形がないから分かんないか…。

というわけで…
次のカレーから、じゃがいも&にんじんは視認できる程度の小さなサイコロ状、玉ねぎは粗めのみじん切りにしてみた。

果たして長女は食べるのか?

結果は……食べた!
えっ?おかわり?
じゃがいもと玉ねぎ克服か!?

とは問屋が卸さず…。
相変わらずポテトサラダもコロッケも嫌いである。
その後カレーを作る度に少〜しずつ、具を大きくしてみているが今のところ食べている。恐るべしカレーの魔力!


「とりあえず栄養」の観点から、我が家のカレーでもう一つ、実践していることがある。それは水の代わりにベジブロスを使うこと。

普段の料理で出た野菜くずをジップロックに入れて冷凍庫で保存しておき、適量溜まったらベジブロスにして使う。
多少時間が余分にかかるが、慣れてしまえばそこまで手間に感じない。「栄養を無駄なく摂っている」感と、「なんとなくエコでいいことしてる」感も手伝って今も続いている。

子どもの食の好き嫌いは、成長具合も大きく関係する(噛む力や器用さ、味覚など)。大人になるにつれて食べられるものはきっと増えていく。実際私がそうだった。なので焦らず悩まず、あの手この手を繰り出して、楽しみながら克服を目指すとしよう。そして体に必要な栄養は、カレーとかハンバーグとかケチャップライスに紛らせる。食べてくれれば、心の中で「しめしめ食べおった…」と勝手に勝利宣言である。

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