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じんましんに振り回されて

進級して、ちょっぴりお姉さんになった長女。
4月はほとんど風邪も引かず、毎日元気に保育園に行けた月だった。
1か月に1回くらいは体調を崩していた昨年度と違い、身体の面でも成長したんだなぁと感慨深く思っていた。

そんな月末、15時も過ぎて保育園から電話がかかってきた。
全身に蕁麻疹が出ているので、可能であれば迎えに来てくださいとのこと。
蕁麻疹ってなんだっけ、と思い出すのにちょっと時間がかかるくらい、
長女は今まで発症したことがなかった。

とりあえず保険証と母子手帳をひっつかみ、保育園に向かう。
長女はきょとんとした顔で、でも先生に見せてもらうと
お腹、太もも、両腕に顔と全身に薄ピンクのまだら模様が出ていた。
私はちょっと集合体恐怖症の類なので、
正直その状態に、わが娘ながら背筋がぞっとしてしまったりした。
痒くはあるようだが、娘はそんなに気にしていないのがせめてもの救いだ。

そのままの足で皮膚科に行った。
だがいざ診察、という段になると赤みがうっすら残っている程度だった。
その間、電話をもらってから1時間以内。
すぐに引いてしまうとは聞いていたけれど、こんなにあっさり引くのかと、拍子抜けしてしまった。
「きっと疲れがたまっていたんでしょう」というお医者さん。
原因は特定はできないそうだ。

思えば同じ保育園とはいえ、新年度で少し浮ついた雰囲気を親の私でも感じているのだ。
やっぱり幼い長女にとっては、何かと疲れる月だったのかもしれない。
次の日は昼間は出ずにほっとしていたら、
その日の夜と翌朝にお腹と顔に少しづつ出た。
繰り返すようならアレルギーを疑ってください、というお医者さんのアドバイスがやけに反芻される。

その朝を最後に出ていないなと安心していたら、今夜は出た。
保育園で出た日と同じくらいの量。
お風呂上がりのせいか、今回は痒がっている。
今日の夕食もいつもと特段変わったものは食べていない。

何が原因なのかなぁと悶々とする私の横で、
パパは意外にも蕁麻疹はあまり心配していない。
幼少期によく出ていたそうで、咳と一緒、そういうもんなんだそうだ。
こればっかりは経験の差が出るのかしら。

まぁどっちも大騒ぎするよりはいいかもしれない。
とはいえ、早く出ないようになるといいなぁ。
そんな今日この頃の長女の蕁麻疹模様である。

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