岡田斗司夫講演

これを見てほしいな、聞いてほしいなと思う。とりわけ若い人に。
なんでか?
んー、んー、んー、おばさんだからかなー。

未だに自分の呪いで、しょっちゅうこころ折れてて──大昔に死んだ父がよく「見ろこのざま」って吐き捨ててたのを思い出した──こころ折れてる自分を「なんだこのざまは」って軽蔑していることもいま明瞭になった。
月曜の夜から火曜の夕方まで、無気力状態だった。火曜の朝トイレに起きたとき、「5:55」が目に入って、岡田斗司夫さんの声が頭の中で「主人公はいじけてしまったんですね」と言うのを聞いた。淡々と言った。それを受けてわたしは少しおかしくて笑った。自分を茶化すゆとりが一寸だけ生まれた。それから自分に意地の悪いことを思った。岡田さんに嘲笑われるよ、って。声にはどんな色も着いていなかったとわかっていて、そんなふうに持っていった。自分を蔑まなきゃいられないっていう変態だ。
それからまた寝た。「気分の悪さをまだ放さない」って、どこかで思ってるのを感じて、「いいよ、それで」って思っていたような気がする。


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