清掃工場の休み時間

1997年12月2日(火)
清掃工場の休み時間で、大きな窓のそばのテーブル席で休みながら作業行程表─八つか十に分かれていて、絵で説明している─を見ていた。作業服は草色。凄く好きな色、と思った。二人の男の人としゃべった。彼らの服は繰り返し洗って干し草色になっていた。

わたしはどこかへ往かなければならなくて、そこはちょっと遠くて、次の作業に支障がないかと考えた。なんにしても、往かないということはできないんだが。

支給されたおやつ─青色の網に入った白いクラッカー─が少し余った。食べきってしまおうか。一つ食べた。僅かばかり残すのもなんだけど、無理に食べたくなかったから一枚でやめて、リュックにしまった。
じゃ、往こう。(トンネルみたいな方へ)

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