自分に自信がない人のための攻略術

自分を好き、自信がある、という考え方は日本という環境において「ナルシスト」と呼ばれ、嫌悪まではいかなくともなんとなく忌避感を持たれる方が多いです
そのためか自分のことを好きになれなかったり卑下される方も少なくありません

今回は記事を読んでもらえた方にとって少しでも心がほぐれたり、自信がないということに対して理解を深めてもらえるよう攻略記事を書いていきます
「あなたは何も悪くないよ、自信持って!」的な励ましの記事とは少し違うことを明記しますのでご留意ください

①なぜ自信がないの?そもそも自信とは?

なぜ自信がないのか、それはおそらく
「きっと俺には出来ないだろう」/「私がやって失敗したら迷惑がかかるかもしれない」、という失敗したら・・・の未来を危惧しての場合と
「前にやって無理だった」/「迷惑をかけたり無駄な損失になってしまった」という過去の失敗からの場合がおおよそではないでしょうか?

他にも他人と比べて劣っていると感じることもあるかもしれませんが、自分自身と向き合ったなら上記のことが壁になり自信を失わせる原因となるでしょう
ですので、一つずつ掘り下げていきます

そもそも人には心のブレーキがあって、危ないと感じたり損失が予想される場合に自分の動きを止める心理があります
〜〜という行動をとることによって不利益が生まれるかもしれない、だから止めておこうという風に考えるワケです
例として「この会社はきっと俺のことを採用してくれない、なぜなら大手で俺に見向きなどしないだろう」という形でしょうか

この時に考えたいのは上記の「なぜなら」の部分
なぜなら人気企業だから、モテてる女性だから、並んでも買えない程価値がある商品だから、と色々ありますが、本当にその「なぜなら」がなければ行動されていたでしょうか?
何か理由をつけて怠惰な気持ちになる部分、心のブレーキが悪い方向にかかってないかに対して気をつけるべきなんです

心のブレーキをいい方向にかけて見ると少し見方が変わってきます
「この会社は人気があって俺のことを採用してくれないだろう。しかし人気企業は他にもあるかもしれない」
「採用してくれなくとも、面接ぐらいは受けてくれるかもしれない。そうすればいずれは人気企業に入る事も出来るかもしれない」と考える事も出来ます

なぜなら・・・と一つ考えたらその対策を取ることによって未来への心配が未来へのチャレンジに変わります
失敗して迷惑がかかる事もあるかもしれません
でもそう考えるということは周りに対して気配りをする自分があるということ
チャレンジ内容はもちろん考える必要がありますが、失敗して怒られたり責められるのも一つの経験と思えます

次に過去の自分が無理だったからの場合
その失敗を糧に反省して次に活かすしか方法はないかと思います
受験や恋愛、ビジネスに失敗は付きものなのです
逆に取り返せるタイミングで失敗して良かった、と思うしかない

ですがこの場合、回数を重ねたりやった数だけ自分の自信につながる場合もあります
「お前は勉強や仕事が出来ないな、ブスで顔立ちが悪いな」と悪口を言われても、見返すチャンスがあります

そもそも何かを行動している際に失敗がない方が不自然なのです。ベテランの人でも失敗する時は失敗します。
ではなぜベテランと呼ばれるのか?というポイントは、ベテランの人は失敗した時にカバーする術を知っているからです

運転中にたまたま道路を曲がり損ねても、お客様の名前をうっかり忘れても、それをカバーする方法を知っていれば問題ありません
失敗してもある意味大丈夫という経験や方法を知っているからこその自信なのです
だからそれを知るまでは自信がないのも当たり前なのです

②結局自信がないと何が悪いのか、何が言いたいのか

では次に自信がないとどうなるのか、という点から見ていきましょう
結論から書くと「誰からも自分からも見放されます」。
自信のなさ故にチャレンジ出来なかった・・・が積み重なり、20代後半〜30代前半ぐらいで取り返しがつかなくなります
「じゃあそれまではいいじゃん、俺の勝手じゃないか」、「私がどう生きようと自由じゃない、卑下される筋合いはないわ」と思われるかもしれませんが、10代〜20代を自信がないままチャレンジせずに生きてきて、そこから持ち直すというのは現実的ではありません。大概の場合、そのままです。

そのまま何も起こらず平穏(?)に生きることが不幸ではありません。極端に言えば結婚もせず、アルバイターとして生き、貯金や技能を身につけなくとも生活できるし、そのこと自体に犯罪性はないので誰からも責められる道理もありません。

しかしながらそのことから逆にチャレンジし成功した人に対して、上手くいかなかった世の中に対して毒を撒き散らす場合があります。拗らせるという言い方も出来ますね
そんな時に「じゃああなたは今まで何をしてきたの?どんな酷いことをされたの?」と聞かれてなんという風に答えるんでしょうか
世のせい、男(女)のせい、家族や周りのせい、他人が悪い・・・ 年齢を重ねた上でそんな発言のなんと情けないという風に見られるだけです。

若いが故に言ってしまったことと年齢を重ねてからの言葉では意味が変わってきます
自信がない時に「一歩踏み出そう」、「怖いからやめておこう」、の違いが出てきます
これはお説教的なものではなく事実なのです

しかしながら逆のこともありえます
もしあの時チャレンジしていたら・・・、を今ここでやらないと後悔するに置き換えると、失敗しても学びを得ることが出来ます
「あの時俺は〜〜だったから、次回は違うやり方にしよう」、「今ここで〜〜しないと、私はきっと間違えてしまう」という風に思えます

その積み重ねがやがて自信に変わります。つまり自信というのは『行動の後』に来るものと言えます
行動する前に自信がないのはある意味で当然のことなのです
だからこの文章を読んだ人が何か壁にぶつかったり、チャレンジすることに対して乗り気になれなかったとしても、その自分を乗り越えてほしいという風に思います
誰も認めてくれなくても、結果として失敗しても、またやり直せば大丈夫な場合がほとんどです
例えば文章や本を読んでもそれが役に立つかは分かりません。でも読まなければ一生そのままです。形から入ることだって時には必要なんです。

チャレンジしたが故の成功は後の人生に後悔ではなく学びや実績を残します
「私は〜〜という仕事を数年間してきました」だけではなく、「〜〜という仕事を数年間して、○○ということを学びました。具体的には人間関係の構築であったり、失敗のカバーであったり、業務の効率化です。」という風に他人に説明することもできます

そういった積み重ねや累積が確固たる自信、後悔しない結果に結びついていきます
根拠なく「男(女)はこういうものだから従いなさい」、「会社員として黙って従えばいいんだろう、でも自分は・・・」というのではなく、きちんと説明ができます

いかがでしたでしょうか?
今は大丈夫、と思っていても自信がないまま生きることは辛いことなのです
それよりも自分を大事にするために、一歩踏みだす勇気も必要なんです
そうすることで自然と周囲の方もあなた自信のことを大事に思ってもらえます
この文章を読んだ方の一歩踏みだすキッカケになれば、これ以上の幸せはありません

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