見出し画像

もう十分、頑張ってるよ。

私の周りにはなんだか頑張り屋さんが多い。
勉強やバイト、就活に研究。授業の課題や趣味を極めてる人だってる。

「すごいね!」

と、言うと「そんなことないよ〜」ってかわされたり、相手が照れたり、「全然そんなことない」って言われたりする。

私は器用な方ではなく、行動も思考もゆったりのんびりしているし、得意と苦手がかなりはっきり分かれる方だ。

運転は苦手。右と左がわからなくなっちゃってパニックになるから。音楽は得意。ある程度ならピアノも金管楽器もギターもできる。勉強はそこそこできる方。大学の教授と議論を繰り広げたりするのが好き。でも暗記は苦手。短期記憶は7±2までだと聞くけど、私は3。色々すぐに忘れちゃう。


これを羨ましいと言う人もいる。
自分は器用貧乏だから得意がない。と

器用貧乏はかなりすごいと言うか、もはや才能なんじゃないかな、なんでもこなせるって。


まぁ、それはさておき。

私の得意を切り取って、自分と比べて、
「私は全然。あなたの方がすごいよ。」
「あなたの方が頑張ってるよ。」

と言って、苦しんでそうな人もいたりする。


そんな人に言いたい。

あなたはもう十分頑張ってるよ。って。


毎日毎日勉強して。テストの点数を比べて、もっと頑張らなきゃって。そうやって涙をのんで、ぐっと手を握って、また頑張る。


でもさ、毎日毎日頑張ってたら、それがデフォルトになっちゃうよ?

毎日頑張ってるその頑張りがデフォルトになると、さらに頑張らないと自分の中で「頑張った」にならなくなっちゃう。

これがすぎると、頑張らないとって脅迫概念に襲われたりする。


あなたが頑張ってないんじゃないんだよ。
誰も頑張ってない人なんていない。

必ず誰にでも苦手はあって。
それを克服するか、代替措置を見つけるか、それを克服できるだけの何かを身につけるか。

なんにせよ、何か一つは1日の中で頑張っている。
気づいてなくても。

眠気と戦ったり。満員電車で他の人に体重をかけないように踏ん張ったり、お腹が空いたけど、勤務時間だからと空腹を我慢してお仕事頑張ったり。
友達関係で気を遣ったり。

一回休憩日を作って、あーいつもはこれしてるなぁとか、自然とやっちゃう事に目を向けてみて、自分の毎日の中に潜む「頑張り」が見えてくる。

結果が全然ついてこなくても、何かに対して頑張れるってすごいし、なんも卑下する事じゃないのに。

たまには、休息日を設けて、自分と向き合って、
本当に何も頑張れてないのかな?

そう考える時間も大切な気がする。

っていうボヤきでした。笑

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?