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あれから1年

去年の今頃、ほぼ毎日noteを書いていた。そんなに書くことがあったんだなあなんて今は思う。書きたい!というよりは、書かなければやっていられない、のほうが正確だろうか。うまくいかない毎日。それが自分のせいだとわかっていても、何か叫ばないと生きていけなかった。なんて人間らしいんだろう。最も、もっと人間らしいのは、1年経ったな、と思ってこれを書いている現在の私に他ならない。6月30日。この日の午後、私は初めて戦った。

描いていた結果ではなかったけれど、そこから人生が動き出したのは確かだ。辞めるといった私は辞めなかった。もっと言えば、これがこの1年で最も苦しい一日だと思っていたら、これを超える出来事まであった。あれは思い出したくない。が、同じ轍は二度と踏まない。詳細はめんどくさいので省くが、これもまた見事なほどに自分が悪かった。そんな傷をいくつか作ったが、生きている。のど元過ぎれば熱さ忘れる…あまりいいことわざではないが、そういう人間の性質も重要だと思う。忘れることの重要性もかみしめた。死ななきゃやすいなんて極論と思っていたが、実際そうでもないのだと思う。

今年の夏は暑くて熱い。日程が(締め切りが)9月末まで入っている。うれしいのか悲しいのか、ぼんやりとカレンダーを眺めては過ごすだろう烈しい日々に思考回路が匙を投げる。

「そんなこと言ったって、目の前のことを一つずつ、でしょう?」

「とはいえ、この日程じゃあ…土日もないじゃないか」

天使と悪魔的な何人ものにぐちがああだこうだと言い合う。最終的にはやるしかないね、とため息をついて資料とノートを開くのだ。

去年よりは穏やかな6月30日を過ごせそうである。忙しくても穏やかな日々があると知れたのは、この1年の成果かもしれない。

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