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味噌と醤油とウイスキー
出雲の主人、大谷のファンは世界中にいる。美食家もいればシェフもいるし、大人もいれば子供もいる。彼らに呼ばれれば大谷は世界の何処へでも飛んでいくし、時には彼らが名古屋にやってくる。その縁が時にコラボレーションを生む。
ある時は愛知県あま市にある佐藤醸造(七宝みそ蔵元)でOld Parrとのコラボレーション食事会を開催した。この時のコンセプトは「不易流行 いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しさを求めて変化を重ねていく」ウイスキーと味噌・醤油とのマッチングという新しい挑戦を通して、蔵元にも参加者にも美味しさと可能性を意識させるイベントだった。
またある時は、至福のフードペアリングを求めて日本を旅する企画『Ardbeg味覚の旅』にて、日本が誇る伝統のスーパーフードである「味噌」とアイラ島で200年以上の歴史を持つアードベッグとのマリアージュを行った。
佐藤醸造こだわりの味噌を大谷が「みそディップ」に仕上げ、ふろふき大根、そしてアードベッグの熱燗に合わせた。
こういった活動を聞きつけたり、また大谷自身が海外での食事会で味噌を紹介したこともあって、大谷の知己でもあるスコットランドのシェフ、イタリアのシェフ、その他様々な人が味噌や醤油への可能性を感じ、来日するようになった。(残念ながらコロナ禍になってからは途絶えてしまったが!)彼らは引き継がれた歴史とファミリービジネスであること、そして製品に「質の良い暖かさ」があることを評価していたという。
大谷なら味噌や醤油とウイスキーをどう合わせるか、彼らなら自国の料理にどうアレンジするか、そういった会話そのものが楽しい。それぞれが自分の固定観念を破って、新たな料理や組み合わせを考えるようになる。
こういった活動を数年続けてくるうちに新しい取り組みが始まることとなった。それはまた次のnoteで・・・
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