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そぎ落とされた割り下

すき焼きなどで欠かせない調味料の1つが割り下。
色々なメーカーから発売されていますし、中には割り下を自分で作る人もいます。しかし原材料表記をよく見てみると、市販品の多くはカツオエキスなど旨味を出すための材料が色々入っていることがわかります。もちろんそれはそれでいいのですが、本当に良質な素材を使ってすき焼きなどをする時には、素材の良さを活かし切れないことにもつながります。

そこで出雲の主人、大谷は佐藤醸造と一緒にそういった成分を全て抜いて、しゃぶしゃぶやすき焼きの際に素材そのものを楽しんでもらえるように、割り下を再設計しました。使っているものは佐藤醸造の醤油を2種類(たまり醤油と濃い口醤油)と小笠原さんのみりんのみ。

カツオエキスや昆布エキスなどを一切使っていないこの割り下は、普通の割り下よりも野菜や肉の味、素材の味をぐっと引き立てます。特に良質な肉や野菜だとその違いがはっきりとわかります。一般的にすき焼きなど鍋料理は時間とともに煮詰まってきて味がどんどん濃くなりますが(もちろん差し湯をして薄めることもできます)、煮詰まってきても軽さが感じされるように大谷は計算しています。いわゆる「ダシ」成分を含まない割り下ですが、ダシをとらなくても肉や野菜から出てくるダシで徐々に味が変わっていきます。つまり、食べ進んで行くうちにいい味になっていく、そんな不思議な割り下です。

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詳細な配合は企業秘密ですが、小麦の香りが残る濃口醤油と、大豆の風味が残るたまり醤油、それに火入れを一切しない香り高い小笠原みりん。この3種の絶妙な配合でできたカクマルサ特製割り下、近日発売しますので是非お試しください。

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