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江川紹子さんの記事を批判する

 原文:https://biz-journal.jp/2019/12/post_134399.html

鈴木昭洋裁判長の画像を探そうとネットを検索していたら、たまたま江川紹子さんの記事が見つかった。一審判決直後のものだ。会見では山口敬之さんから厳しく当たられていた江川さん。あの時は(ちょっとキツすぎやしない?)と感じたけど、こういう発想ならむべなるかな。あらためて読み直してみるとこれは酷い💦 一言で言うと、「判決の盲信」だ。

いくら内容がハチャメチャでも判決には一定の敬意を払わねばならない。それはそうで、私も一審判決以降は伊藤詩織氏に敬称をつけている。だがね、判決の中身の客観的な吟味は必要ですよ。盲信はもってのほか。

彼女の論調がのっけから失敗しているのは、この件を「就活セクハラ」と決めつけていること。原告側の印象操作にまんまと嵌ってしまっているではないか。就活セクハラという先入観で、それを軸に論理構成してるから、悉く間違えるのだ。

本件は、テレビ局で仕事をしたいと就職活動中の若い女性が、大手メディアのワシントン支局長の男性と会食後、酩酊状態に陥ったところを、タクシーに乗せられ、男性側が宿泊していたホテルの部屋に連れ込まれて、性的関係を強いられたものだ。立場を利用した「就活セクハラ」の構図で見るべき事件といえよう。

ちがう。「就活セクハラ」ではない!勝手に酔っ払いタクシーには自分で乗り込みホテルには付いて行き、性的関係は・・・主張が真っ向対立していて第三者が判定するに足る材料がない!そもそも「就活セクハラ」ならば課題図書も読まず酩酊するまで飲み遅刻してシャワーを浴びてきちゃった💛などとヌカす面接がどこにある!あの写真を見てほしい。

 しかし判決によれば、山口氏は、就職先の紹介を相談してきた伊藤さんに対し、
・米国においてフリーランスとして契約し、仕事を続けながら正式な採用を目指す場合には自分が決裁可能だ、とするメールを送信した。
・最大の関門はビザであるが、自分が勤務するテレビ局による支援も検討できるとして、会うことができるかどうか尋ねるメールを送信した。
伊藤さんがこのメールに返信し、会食の約束に至った

だから判決の盲信は危険なのだ。書証を吟味すれば、会いたがっていたのは伊藤さんの方だと一目瞭然だ。不都合なメールを(著書から)隠したのも伊藤さん。市井のネット民は、もっと緻密に調べています。

 就職の相談で会ったのに、1人では歩けないほど酩酊した女性をホテルの自室に連れ込み、性行為に至ったという、ほぼ争いのない事実だけで、倫理的には十分に非難に値する。

連れ込み💦ちがうだろー!山口さんはずっと不機嫌だったのだ。入館時の動画を見た人も、ドアマンさえそう言ってる。倫理的な話なら、貴女の言う「就活」で手酌で飲みゲロ吐くまで酔っ払い裸足で歩き回り、薬物でも言い出さねば恰好つかなくなった「就活生」ってどうなのだ?見方が一方的にすぎる。

 伊藤さんの場合も、警察の捜査が進められ、山口氏の逮捕状まで出ていたのに、なぜか警察官僚がストップをかけるという異例の事態もあって、捜査は頓挫。山口氏は不起訴となった 伊藤さんは検察審査会に申し立てたが、「不起訴相当」の結論だった。検審がどういう証拠に基づいてこの判断をしたのかは、まったくわからない。

清水潔の陥ったトラップだ。古いジャーナリストの思考回路。BBの思う壺じゃないか。権力を疑うのはいいよ。だがなぜ同時に「逮捕状が不当に発行されていた」ことを疑わない?逮捕情報が洩れていたことは?そして”捜査は頓挫”していいない。継続されていた。これが事実です。「高輪署の暴走が是正された可能性」まで考慮するのが偏見のないジャーナリズムであり、公平な眼差しだろうが。

「新たな客観的証拠」が必要なのは山口氏のほうでは

新たな客観的証拠は控訴審で既に提出済だ。だが、貴女には一審判決の吟味が足りていない。吟味すれば、いかにおかしな判決だったかが浮き彫りになる。そこまで立ち入った検証をしている名のあるジャーナリストは(一人を除いて)居ません。ネット民だけ。それ以前に江川さんは彼女が”ジャーナリスト”を標榜している事に何の違和感もお持ちにならないのか?

 国家が個人を訴追し、処罰を求める刑事手続では、裁判所が採用できる証拠には厳格な要件が付される。「疑わしきは被告人の利益に」の原則に従えば、検察側が「通常人なら誰でも疑いを差しはさまない程度」に有罪を立証できなければ、無罪となる。検察側は、そういう事態を嫌い、有罪判決に確信が持てなければ不起訴とする場合が多い。
 一方、民事事件は基本的に権利を巡る私人対私人の争いで、証拠の提出も刑事裁判のような厳格な要件は付されていない。裁判所は、対立する双方の主張や証拠、証言などを吟味し、どちらが信用できるか、合理的かを判断することになる。

この理解は正しい。しかし民事の判決は正当だったかという問題はどこまでも残っている。(刑事の)厳しい基準を緩めたら(民事で)逆転した・・・今回はそういうケースでは全くない!結論ありきの非論理で、しかも「同意の有無」などという、やっかいなものを判定してしまっている!

なぜ江川さんほどの方が、こんな茶番に簡単に騙されてしまう?軽率な判断が一人の男性の(実質的な)冤罪を助長している。江川がさんがその男性を好きであれ嫌いであれ。詳細な吟味は疎かに、どうしてそのように司法を手放しに信頼するのか。

 ただ、東京地裁が双方の主張を十分聞いたうえで事実認定をしており、その重みを無視することはできない。刑事事件として有罪認定されていない以上、彼を「犯罪者」と呼ぶことは適切でないが、本件判決は彼を性的暴行の「加害者」と位置づけており、「新たな客観的証拠」がなければ、この判決に基づいた論評ができないものではない。

出た!司法の盲信!「双方の主張を十分聞いたうえで事実認定をしており」ナイナイナイそこが危ない。そして「本件判決は彼を性的暴行の「加害者」と位置づけており」でしょう?こういう誤解を誘発する判決だったのだ。江川さん、ひっかかるな!

 私が、翌日の会見で山口氏が認識する被害者像について尋ねたが、前日の発言は自分の意見ではなく、あくまで「本当に性被害に遭った方」の話を引用したものだと主張。あえて、そうした話を「引用」した理由についても尋ねたが、山口氏は「私がどこを引用するか、江川さんに指示や批判をされるいわれはない」と突っぱね、答えてもらえなかった。

(笑)たしかに。でも、江川さんはSKAVLANの番組は見られたのか。ほんとうの性被害者が怒っているのは確かですよ。判決後の会見の仕切りが両日ともにマズかったのは認める。山口さんの心境は(想像だが)司法まで敵にまわったことに「愕然」中だったろうから仕方ないにしても、長々と脈略なく喋ったあげくに泣き出す女性の感情論はバカみたいだったし、北口さんの自慢話も含めて、会見そのものが統制されてなかった。まさか敗けるとは思ってなかったのだろう。それでも、

 そこで、この点は私の推測になるが、山口氏がこうした話を持ち出したのは、「つねに人目を避け、うつむいている」といったステレオタイプな被害者像を人々に思い起こさせ、伊藤さんのふるまいが「被害者らしくない」というイメージを与える、一種の印象操作の試みではないか。

これは穿ちすぎ。下衆の勘ぐりとまでは言わないが、まずはSKAVLANを見てから言ってくれ。まうり塩さんの調査でもいい。

 さらに、伊藤さんの人格を貶めるメッセージも多数飛び交った。なかには、目を覆いたくなるほど酷いものもあった。たとえば、マンガ家のはすみとしこ氏。「山口」の名前が入ったTシャツを着た女性の絵に「枕営業大失敗!米国じゃキャバ嬢だけど私ジャーナリストになりたいの!試しに大物記者と寝てみたわ」と添え書きしたり、伊藤さんとその著書をイメージさせるイラストに「そうだデッチ上げよう!」などと書くなど、伊藤さんをひどく貶める作品を5枚公開した。

「表現の自由」と「名誉棄損」はこれから法廷で吟味される。伊藤さんの被害者性を信じ込んでいる人とそうでない人でイラストの評価は分かれるだろうが、私は伊藤さんを著名人の一人と捉えるのでイラストは許容範囲と考える。しかも大勢が一方向に流れようとする時に、異論を差しはさむ勇気と、風刺で表現する技量は貴重だ。私には、一見お行儀のよい良識派に見えてその実、浅薄な江川さんの論考よりも、おりこうぶらない蓮見さんの方が本質を見抜く目があり、正義に見える。江川さんが山口氏に対する世界中からの誹謗中傷に、何のアンテナも働かないことには驚くばかり。江川さんにとって「人道」って何?

そして江川さんの筆は杉田批判へと続く。

 性的マイノリティの人々について「『生産性』がない」と述べた発言もそうだったが、杉田議員には国会議員に必要な人権感覚がまるで欠如しているといわざるを得ない。

ダメだ。読解力もない。これではパヨクと同じだ。江川さんは世の中が 差別→差別解消の取り組み→逆差別と利権化 と流れる中で、古いモデルでしか考えられていない。マイノリティーの差別→包摂→被害者利権の拡大 の流れが頭に入っていない。今は、未だ残る古典的な意味での差別と利権化された”差別”がミソクソで混在する時代なので、慎重にも慎重に嗅ぎ分けなければいけない。その嗅覚を失して、30年前のベタな感覚のままでいると、悪辣な一群に加担することになる。

 本件では、警察の捜査が途中で頓挫したことでも、疑念を招いている。安倍政権に批判的な人たちからは、山口氏が「お友だち」であったことで、逮捕も起訴もされなかったと、官邸の関与を疑う声が大きい。

疑うのは結構だが、モリカケ化はいただけない。疑う前に事件の詳細を調べてみよう。それが先決だ。調べれば本庁よりもA警部補のいかがわしさが浮かび上がる。カケの加戸さんの弁を借りると「曲げられたものが正された」。その可能性まで一切看過するならばイデオロギー左翼と同じです。まずは「就活セクハラ」の固定観念を払拭して全体の構図を組み立て直すべし。

ご覧のとおり江川紹子さんはボロボロです。すっかりパヨク化。昨年12月以降、ネット民の調査であらゆる詳細情報が明らかになっている。願わくば江川さんの認識がアップデートされていてほしい。内田樹と並ぶ江川さんの劣化!江川さん、時代について行って~!