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6日目(3/3)~新婚なのに女一人で歩きお遍路~「徳島編」                     ◎ゴールはまだまだ先にある                ◎ムイ日目の終わり(美味&myルール)

備忘録20(022)
※歩きお遍路の記録です。
料金や宿泊などの情報が知りたい方は
下の「情報まとめ」を見てね。
2017年情報なので注意です。

[前回のあらすじ]
キャリーバックを引きながら歩く「Iさん」と
大きめリュックで面倒見がいい「Kさん」。
抜きつ抜かれつ、それぞれのペースで歩みを続ける。

超簡単なあらすじ

◎ゴールはまだまだ先にある

急ぐべきか
慌てざるべきか

ペースを上げたい

坂道はスピードがでない
しかも
山を下りると思っていたので
精神ダメージが加算されている

一人ブー垂れていると
お言葉を発見

「山路ゆく 心の重荷 野に捨てて」

重荷って
野に捨てられないから
重いのよね…

さて、今日の教えは
「己と向き合い声を聴く」である

気持ちはどうだろうか
体調はどうだろうか

天を仰いで考えてみる

ふむ、とりあえずしんどい
歩いてて唐突な眠気がきたりする
足の指先を動かすと違和感もある
なんか休めと諭されてる気がする

とりあえず
次の休憩所で足裏をほぐし
ストレッチもしてみる

すると
IさんとKさんが合流した

キャリーバックのIさんは
違うルートを進んだらしい
かなり苦労したとのこと

あと少しで次の札所なので
3人で一緒に向かうことになった
直前は案内が少ない
不安になりつつも
無事に到着
一緒に行動してよかった

第22番札所 平等寺


公式のHPがある

よし、今日はここまで

3人で歩き
色々と話を聞いて
ようやく決心がついた
無理やり進むのはやめよう

歩きお遍路では
進める距離に限界がある
道から外れたくもないので
宿が限られてしまう
今日、頑張って先に進めば
明日は一つ先に泊まれるのだ

でも、結願ゴールはまだまだ先で
6日目の今はまだ歩きなれてもいない
思ったより疲れているし
今日はここまで
休もう

◎ムイ日目の終わり(美味&myルール)

22番札所の近くには
宿は一つのみ
しかし冬の閑散期はお休み

そこで送迎ありの
宿「民宿ゆき荘」を紹介して頂いた
迎えに来て頂けるのが
本当にありがたい

Kさんも同じ宿なので
一緒に車に乗り込む

キャリーバックのIさんは
乗り物を使いたくないらしい

明日同じ場所からスタートもNG

まだ宿を決めておらず
歩いて駅の方へと消えていく
駅までは10kmくらいある
大丈夫だろうか…

お遍路には絶対がない
巡る方法も
ルートも
持ち物も
実は宗教も関係ない

自分で考えて
自分と向き合うのである

私は2日目の時点で
戻れば乗り物OKとした
『歩いた道が一筆書きになるように』
という myルールである

宿「民宿ゆき荘」までは
車で20分
正直遠いので歩きたくない
早々に諦めて乗り物OKにして良かった

海沿いの宿で
部屋から海が見えて
ものすごく料理が美味しい

豪華!おいしい!
太刀魚を初体験
焼きと刺身
どちらも美味しい

幸せすぎる
二食付き6500円は激安
と思ったら
やはり歩きお遍路さん特価のようだ

お風呂と食事が終わると
19:00
それから荷物整理や
道中のメモをチェック

ハッ!!
意識飛んでた!

ふと気が付くと
21:00

ダメだ、疲れている
思考も行動もトロイし
いつのまにか口内ヘルペス出来てるし…

食事の時
宿の方にペースを質問してみた
「最低でも6日に半日は休む」
というのが良いそうだ

本日は6日目
明日の距離は
短くして
 手前の20km地点で休むか
朝イチ出発で
 先の宿まで40km以上歩くか…

今日は最後まで同じ悩みだった
「己と向き合い声を聴く」
そして
人のアドバイスも聞きましょう

何度でも自分で決断しなくては。
明日はのんびり歩行にします

靴下と下着だけ手洗いし
さぁ、寝よう

おや?
なんと靴下に穴が…
冬用登山の新品を用意したのに。

今回
ソーイングセットは
持ってこなかった
市街地に出たら
小さいのを買おう

幾度も出会い 
幾度も救われ
何度も問われ 
何度も悩む
nao

◎情報まとめ

☆本日の教訓

①本日の学び:己と向き合い声を聴く
②夜遅くや朝早くは道の駅がやっていない
③お遍路道には「一人で通行しないで」ポイントがある
④同じ決断を何度も迫られることがある
⑤ソーイングセットはあるとよい

☆料金目安

・札所のお賽銭 ¥お気持ち-
・納経 ¥300-×札所数
・休憩所 ¥お気持ち‐
・宿泊「民宿ゆき荘」
  二食付き ¥6500- (歩きお遍路さん料金?)

☆宿の備品&おすすめ

宿「民宿ゆき荘」
公式HPあり
・テレビ、暖房器具、お茶セット(お菓子付き)、ポット
 バスタオル、フェイスタオル、浴衣
・廊下が狭めでお風呂は2~3人用
・お風呂からも海が見える

建物は古めだが、アットホームで私は好み
対応が親切丁寧でおすすめ♪
そして、料理がとっっても美味しい

――――――――――――――

22番札所の平等寺より少し前の休憩所にある唄
当時は何気なく読んだのに、今読むと何故か涙ぐむ(苦笑)

結願して終わった旅だけど、永久に心残る旅であったと思う。
更新頑張ろう。

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