7日目(1/3)～新婚なのに女一人で歩きお遍路～「徳島編」 ◎ちょっと気になる肌、線、海 ◎夜通し100㎞の人
備忘録21(023)
※歩きお遍路の記録です。
料金や宿泊などの情報が知りたい方は
7日目(3/3)の「情報まとめ」を見てね。
2017年情報なので注意です。
［前回のあらすじ］
急いで進むか、慌てず休むか。
距離を優先させるか、体調を考慮するか。
何度も何度も自問自答して、7日目はのんびり歩行を決断。
◎ちょっと気になる肌、線、海
シンプルな朝食だが
伊勢えびのダシで作られたお味噌汁が絶品
具はエノキと小ネギだけなのに
感動する美味しさ
宿泊者でもう一人
歩きお遍路さんがいたという
実は昨夜到着時
玄関口に手作りの杖があって
気になっていたのだが‥
なんと5時に出発してしまったらしい
22歳の男性で
電車やロープウェイも
長距離の時は使用するタイプらしい
もう会うことはないだろうな
残念
玄関口にあった杖は
私の金剛杖よりもやや長め
上の方が太めで下に行くほど細くなり
手持ちの部分に紐が巻いてある
太すぎると握りにくい気がするが
少し大きい人なのだろうか
私も自分の杖を手作りしているので
話を聞きたかったのになぁ
6:50 宿を出発
昨日の22番札所まで送って頂く
今日の予報は最高8度
山では雪がチラつくほどらしい
昨日山越えできて良かった
平地でも寒いが
15分もすれば体が温まってくる
やはり歩くなら寒い時期が良い気がする
雪は嫌だけど。
手先がささくれてきたり
肌が乾燥してかさついてきたのは
少し気になる
とはいえ体調は悪くないかも
ほっこりエピソードなのか
恐怖の怪談なのか
おへんろあるあるなのか
途中の道は
山ばかり
「高圧線注意」の看板には
なぜか釣り人の絵
釣り糸が引っ掛かっている
海は遠いし
川もない
釣竿を振り回さないと思うけど(笑)
でもすごい気になったので
注意表示の用途は満たしている
さて、歩いて30分ほど
美波という標識を発見
この先は「美波町」というらしい
妹と同じ名前で
謎にテンションがあがり
兄弟に連絡してしまった
「それはさぞ美しい海なのだろう」
と言われたが
まったく海の気配がない
竹と杉に囲まれている
◎夜通し100㎞の人
今日は国道をまっすぐ進む
と教えてもらったが
それまでは田舎の風景である
国道に入る手前
足のテーピングをやり直す
昨日までは右足だけだったが
今日は左も怪しい
テーピングに苦戦中
鳥取のKさんに抜かれる
同じ宿のため
今日もスタートは一緒だったが
私の方がややスピードが速いのだ
それともう一人
30代後半くらいの男性も登場
少し挨拶してみたが
訛りがかなり強い
埼玉から来たらしい
私が東京から来たと知ると
赤いカードを出して
「東京の人なら分かるでしょ！」
と言われる
赤色の下地に
白色で十字とハートのマーク
確か病気の……
【ヘルプマーク】
義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見からは分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、作成したマーク。
いやいや、ちょっとまった
妊婦さんマークは妊娠中だが
これは援助が必要マークである
情報は少ない
「なんの病気ですか？」
とか初めての人に聞けないから！
難病がどうのと言っているので
たぶん、
そういうことなんだろうけど
訛りが強くて分からない
ちょっと…
いや、かなりクセが強い
あまり関わらないようにしよう
後でKさんに聞くと
(休憩所で話したらしい)
難病で小さいころから薬漬けであり
病気治して健康になるために
歩きお遍路に来たとのこと。
今日は夜通し歩き
100㎞先の地点まで行くらしい
ん？
…うん、意味わからん！！
元気な人でも
夜通し100㎞はかなりヤバい
しかも
お遍路は約1200㎞の道のり
その途中に100キロウォーク
それは本当に健康に良いのか？
色んな人がいるものだ
今日の教えは
「個々それぞれ」かな
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